「ブロンコII顔」がいかす! アルパインスタイル新型車「ベアス」「ベアス+」登場

公開 : 2024.01.11 20:35

まるで2代目ブロンコのような顔つき。アルパインスタイルが送り出す西海岸テイストのコンプリートカー、その第2弾「ベアス」が発表されました。

若者に刺さったアメリカンスタイル!

アルパインスタイルが今からちょうど1年前の東京オートサロン2023で発表したコンプリートカーが、「カリカ」と「ハバナ」だ。

どちらもカリフォルニアの青い空・青い海をイメージしたスタイルで、古き良きアメ車からインスパイアを受けた個性あふれるデザインを纏う。

キャルズモーター・ベアス+(5MT):318万円~
キャルズモーター・ベアス+(5MT):318万円~    宮澤佳久

今やクルマ好きはオジサンばかりだが(笑)、インパクトあふれるルックスと完成度の高さは若者や女性にも刺さり、生産が追い付かないほどの大ヒットモデルになっているという。

そしてこのたび東京オートサロン2024で、コンセプトを同じくする第2弾としてお披露目されるのが、ジムニーがベースの「ベアス」と、ジムニー・シエラがベースの「ベアス+」である。

今回から「Cal’s Motor(キャルズモーター)」というニューブランドを名乗り、新型車を含む5車種を展開していく形だ。

ここでは、その中から「ベアス」「ベアス+」をチェックしていこう。

キャルズモーターの本格オフローダー

もっとも特徴的なのは見ての通りインパクトあふれる顔つき。

角型ヘッドライトとメッキグリル、メッキバンパーによってジムニーの面影は皆無といっていい。

キャルズモーター・ベアス(5MT):298万円~
キャルズモーター・ベアス(5MT):298万円~    宮澤佳久

その姿はまるで2代目ブロンコを想わす“ちょっと懐かしいアメリカン4×4”のテイストを感じさせるが、ヘッドライト、ポジションランプ、ウインカーともに現代らしく光源にはLEDを使用した。

そしてバンパーは凹形状で、ボンネット前端に「CAL’S MOTOR」のロゴもあしらわれるなどディテールへのこだわりもたっぷり。

ごっそり変える 逆スラントの作り方

というのも、グリル&ヘッドライトユニットを総入れ替えしたカスタマイズはよく見掛けるけれど、この「ベアス」は違う。

他にはないデザインとするために、2つのライトとグリルはもちろん、それらを囲むボディワークごとゴソっとオリジナルにしているのだ。

キャルズモーター・ベアス(5MT):298万円~
キャルズモーター・ベアス(5MT):298万円~    宮澤佳久

これによりキャルズモーターのアイデンティティでもある逆スラントの顔立ちを実現し、一般的なカスタムカーより一歩踏み込んだ造形を作り上げることができた。

なお、ボディカラーはツートーンが4タイプ、モノトーンが8タイプの合計12タイプだ。

インテリアは、7型のアルパイン製ディスプレイオーディオやETC車載器、バックカメラなどが標準装着されており、オプションには9型大画面カーナビやデジタルルームミラー、レザー調シートカバー、リアモニター、レザーステアリングなどを用意した。

記事に関わった人々

  • 執筆

    浜先秀彰

    Hideaki Hamasaki

    千代田工科芸術専門学校写真科を卒業後、自動車専門誌編集部スタッフを経て、フリーランスライターとして独立。現在は執筆、編集、撮影を一人で行うことも多い。カーナビやドラレコのレポートを得意とするが、守備範囲はカスタムパーツや洗車ケミカル、車内小物までを含むカー用品全般となる。YouTube「カーグッズチャンネル」を2021年より運営。
  • 撮影

    宮澤佳久

    Yoshihisa Miyazawa

    1963年生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、スタジオ、個人写真家の助手を経て、1989年に独立。人物撮影を中心に、雑誌/広告/カタログ/ウェブ媒体などで撮影。大のクルマ好きでありながら、仕事柄、荷物が多く積める実用車ばかり乗り継いできた。遅咲きデビューの自動車専門誌。多様な被写体を撮ってきた経験を活かしつつ、老体に鞭を打ち日々奮闘中。
  • 編集

    徳永徹

    Tetsu Tokunaga

    1975年生まれ。2013年にCLASSIC & SPORTS CAR日本版創刊号の製作に関わったあと、AUTOCAR JAPAN編集部に加わる。クルマ遊びは、新車購入よりも、格安中古車を手に入れ、パテ盛り、コンパウンド磨きで仕上げるのがモットー。ただし不器用。

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