他の展示車とは一風変わった雰囲気

オートサロンにおいて毎回大きなブースを構え、他の展示車とは一風変わった雰囲気で人気を集めている日本自動車大学校（NATS）

今年もひと目で「NATSだ！」とわかる雰囲気のブースで人気を集めていた。

トヨタ・コロナ　ローライダー仕様

展示されていた6台の中で最も注目を集めていたのは1964年式のトヨタ・コロナ。なんとレストアするだけに飽き足らず、大胆にモディファイが施されたNATS CORONA-OGだった。

サイズはコンパクトだが、雰囲気は1960のアメリカンカスタム。油圧で車高が上下するローライダー仕様である。

インテリアも赤いビニールでまとめられ、ボディとのバランスがしっかりとられている。

このクルマはNATSの生徒が手掛ける卒業制作のようなもので、10名ほどのチームで1台を仕上げているという。また今後は実際に車検を取得して伊豆半島まで卒業旅行の旅に出る予定なのだとか。

今年もNATS車がアタマを取る？

ローライダー仕様のコロナ以外にもスズキ・マイティボーイをベースとしてケンメリ風に仕立てたNATS幻のちびメリや、ジムニーとエスクードのボディを伸ばしたり幅を広げたりすることでハマーH1そっくりに仕立てたNATS JIMNY J1など、学生たちの自由な発想が光るモデルたちが展示されていた。

NATSの学生が手掛けたこれらのモデルは東京オートサロンに出展している約800台もの展示車輛の人気投票として人気の「東京カスタムカーコンテスト」で毎回のように賞を受賞していることでも知られている。なんとNATSは27年の歴史の中で9回も最優秀賞をゲットしている強豪なのである。

今年も上位争いにNATS勢が絡んでくることは間違いなさそうだ。

画像　去年はアルファードのトラックも　NATSの「魔改造」モデルたち　全45枚