メルセデスのディーゼル、C220dが登場

2015.09.28

メルセデス・ベンツは、クリーン・ディーゼル・モデル、C220dのセダン/ステーションワゴンを本日発表した。注文受付は全国のメルセデス・ ベンツ正規販売店ネットワークを通じ、本日より開始する。発売は10月を予定している。

メルセデス・ベンツは、1936年に世界初のディーゼル乗用車を発売して以来、一貫してディーゼル・エンジン技術の改善と高度化を進めてきた。Cクラスにおいても1986年に190D 2.5(W201)を発売して以降、歴代のラインアップにディーゼル・モデルを揃えてきた。

メルセデス・ベンツのディーゼル・エンジン搭載モデルは、排出ガスに尿素水溶液AdBlu(アドブルー)を噴射して化学反応(還元作用)を発生させる。これにより有害な窒素酸化物(NOx)を大幅に削減する尿素SCR(Selective Catalytic Reduction:選択型触媒還元)ディーゼル排出ガス処理システム ‘BlueTEC’ を採用した。よって世界で最も厳しいとされる日本のディーゼル排出ガス規制に適合する優れた環境性能を実現している。

今回Cクラスのラインアップに追加となるC220dアバンギャルド、C220dステーションワゴン・アバンギャルド、 C220dステーションワゴン・スポーツ、C220dステーションワゴン・スポーツ(本革仕様)の4モデルには、メルセデス最新の2.2ℓ直列4気筒ブルーテック・エンジンを搭載。

ピエゾ・インジェクターを用いた最新世代のコモンレールシステムや、大きさの異なる2基のターボチャージャーへの排気の流れを可変フラップにより制御することでターボ・ラグを解消しながら必要なブースト圧を引き出す2ステージ・ターボチャージャーなどの先進テクノロジーにより、最高出力170ps、最大トルク40.8kg-mの力強い動力性能を実現している。

トランスミッションは、Cクラスとして初めて9速オートマティック・トランスミッション ‘9G-トロニック’ を採用。現在市販されているトルクコンバーター式トランスミッションの中で最も変速段数が多いこのトランスミッションは、1つのギアが受け持つ速度域が狭くなるため変速ショックとエンジン回転数の上昇が抑えられ、静粛性と燃費の両方を高いレベルで実現したという。

日本に導入されるモデルはすべてが右ハンドル仕様となり、C220dアバンギャルドは5,590,000円、C220dステーションワゴン・アバンギャルドは5,950,000円、C220dステーションワゴン・スポーツは6,410,000円、C220dステーションワゴン・スポーツ、C220dステーションワゴン・スポーツ(本革仕様)は6,790,000円となる。

なお、AUTOCARは既に海外での試乗を済ませているため、気になる方は以下のリンクを参照していただきたい。


▶ 海外初試乗 / メルセデス・ベンツC220ブルーテック・スポーツ
▶ 海外初試乗 / メルセデス・ベンツC220ブルーテック・エステート

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