2024年版 乗り心地が良すぎて昇天する最新「高級車」 10選 羨望のラグジュアリーカー

公開 : 2024.04.28 18:05

近年の「高級車」はセダンだけでなく、SUVも増えてきた。快適性、質感、動力性能などさまざまな観点から特に優れた10を紹介。完全電動モデルも静粛性の高さを武器に台頭している。

快適でステータス性も高いラグジュアリーカー

快適性、上質さ、動力性能などさまざまな観点から、特に優れた「高級車」を10台紹介する。

これまで高級車といえば、大排気量のエンジンを搭載する大型のセダン(リムジン)が代表的だった。メルセデス・ベンツSクラスBMW 7シリーズアウディA8などが有名だが、今ではそれに加えてSUVも数多く登場している。

乗り心地の良さ、運転する楽しさ、ステータス性などさまざまな点で最も優れた高級車を紹介する。
乗り心地の良さ、運転する楽しさ、ステータス性などさまざまな点で最も優れた高級車を紹介する。

パワートレインも多種多様で、ガソリン、ディーゼル、ハイブリッド、EVと選択肢には困らない。

では、高級車に求められるものは何だろうか? 1つは「快適性」だろう。振動や衝撃を抑え、風切り音やロードノイズを遮断し、洗練された豪華なインテリアで乗員を包み込む。また、多くのオーナーにとっては「ステータス」のシンボルでもあるだろう。

力強いパワートレインと、運転する楽しさも必要だ。搭載されるテクノロジーも先進的なものでなければならない。

今回は、スーパーカーやスポーツカーを除く、世界トップレベルの高級車を見ていきたい。なお、ロールス・ロイスベントレーメルセデス・マイバッハなど、さらに高価な “超高級車” については別の機会に紹介する。

1. BMW 7シリーズ/i7

長所:インテリアは最先端テクノロジーと伝統的なクラフトマンシップの融合。
短所:エクステリアは挑戦的なデザインで人を選ぶ。

過去6世代にわたるBMW 7シリーズは、ドライビングの歓びと乗員の快適性に重きを置いてきたが、最新の第7世代では5つ星ホテルのような快適空間と最先端のテクノロジーがすべてである。高級車として「頂点」を狙っていることは明白だ。

1. BMW 7シリーズ/i7
1. BMW 7シリーズ/i7

完全電気駆動のi7も導入されたが、パワートレインがどうであれ、人混みの中で目立つことは間違いない。全体的にフラット形状のロングボディに巨大なフロントグリルを備えており、極めて “挑戦的” なデザインとなっている。

インテリアは、BMWのクラフトマンシップと上質な天然素材に最新のテクノロジーを融合させている。期待通り室内空間は広大で、後席乗員用の31.3インチ・シアタースクリーンを装備するなど、車内エンターテインメントを新しい水準に引き上げている。

ダッシュボードにもワイドなデジタルディスプレイが備わるが、BMWおなじみの「iDrive」ロータリー・コントローラーが残されているため、何もかもタッチ操作に支配されるようなことはない。

ツインモーターと102kWh容量のバッテリーを搭載するi7は、最高出力543ps、航続距離590km、0-100km/h加速4.7秒を謳う。気になるのは、2800kg弱という車両重量だ。しかし、パワートレインは力強く、洗練された正確なハンドリングを持つ。

さらに、快適性のおいてはこれまでのモデルと一線を画しており、しなやかに制御された乗り心地は、ランドローバーレンジローバーやメルセデス・ベンツSクラスに比肩する。静粛性の高さも相まって、7シリーズはついに真のラグジュアリーを実現した。

今年後半にはプラグインハイブリッド(PHEV)がラインナップに加わる予定だが、今のところはi7が量産車トップに君臨している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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