ルノー・メガーヌ・エナジーdCi 130

公開 : 2015.12.17 23:40　　更新 : 2017.05.29 19:22

ハッチバックとして重要なインテリアもまた快適。前後ともに広々としており、荷室にいたってはフォルクスワーゲン・ゴルフよりも広い。ドアには大きな収納があり、グローブボックスも大きめ。そのほかにもたくさんのストレージが用意されている。

風切り音やサスペンション・ノイズは室内まで聞こえるものの、パーツどうしのフィッティングも良し。タブレットのようなインフォテインメント・スクリーンの操作には慣れが必要なうえ、たまに動作をためらうこともあるが、情報はクリアにそしてスマートに伝えてくれる。

ほとんどのモデルではオプションになる予定だが、フラッグシップ・グレードには標準の装備となるようだ。

■「買い」か?

メインストリームに対して高いポテンシャルを発揮するであろう、というのがAUTOCARとしての第一印象。よく作られており、運転しても快適。ただし価格と最終的なスペックが、最終判断を大きく左右するだろう。

ディーゼルのいちばん安いモデルで£18,000(330万円)から、130 dCiは£20,000(366万円)程度になるとルノーは明かしたが、ともすれば、かなり洗練されたアウディA3や装備が豊富なフォード・フォーカスの縄張りに堂々と踏みこむことになる。

ルノーには最後の最後でミスを犯さないようにしてほしい。

(ルイス・キングストン)