ルノー主力EV『メガーヌ』改良でライバルよりも安価に 英国で2万8245ポンドから販売開始 航続距離向上

公開 : 2026.10.08 07:45

改良型のルノー『メガーヌ』および『セニック』が英国で発売されました。新しいバッテリーの採用により政府のEV補助金を全額受けられるようになり、フォルクスワーゲンやヴォグゾールなどの主要な競合車種よりも低い価格を実現しました。

改良でEV補助金が全額適用

ルノーのEV『メガーヌ』および『セニック』の改良型が、英国で発売された。メガーヌは、英国政府のEV補助金が全額適用され、価格は2万8245ポンド(約590万円)からとなっている。

この2台のEVは最近マイナーチェンジを受け、新しいバッテリーの採用により航続距離が向上した。セニックに搭載されたニッケル・マンガン・コバルト(NMC)バッテリーの容量は2kWh増え、航続距離が21km延長され、合計631kmとなった。

ルノー・メガーヌEテック
ルノー・メガーヌEテック    ルノー

一方、メガーヌは60kWhのNMCバッテリーから、67kWhのリン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーに切り替えられ、航続距離は492kmに伸びた。

LFPバッテリーは、製造過程におけるレアアースの使用量が少ないため、より持続可能性に優れているとみなされる。そのため、メガーヌは英国政府のEV補助金3750ポンド(約78万円)の全額受給資格を得ることができた。従来は1500ポンド(約31万円)だった。

中国車に迫る低価格を実現

また、メガーヌの最大充電速度が165kWに向上し、15~80%までの充電時間が4分の1短縮され、24分となった。

大幅な値引きにより、メガーヌは現在、手頃な価格の電動ハッチバックの1つとなっている。競合車のフォルクスワーゲンID.3の価格は3万1080ポンド(約650万円)から、ヴォグゾール・アストラ・エレクトリックは2万8495ポンド(約590万円)から販売されている。どちらも1500ポンドの補助金を含む金額だ。

ルノー・セニックEテック
ルノー・セニックEテック    ルノー

セニックも、メガーヌと同様に3750ポンドの補助金を受けられ、価格は3万3245ポンド(約690万円)となる。

セニックの主な競合車であるテスラ・モデルY(4万1990ポンド=約875万円)よりも大幅に安く、ジーリーEX5(3万1990ポンド=約665万円)といった中国車との価格差を縮めている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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