2019年登場の次期ポルシェ911は全てのモデルが6気筒ターボのみに

公開 : 2017.02.02 04:50  更新 : 2017.06.01 00:30

2019年にリリースが計画されている第8世代の911は、ナチュラル・アスピレーション・エンジンが終わりを告げると共に、ハイブリッド・システムが採用される模様だ。

次期ポルシェ911は、GT3を含めてナチュラル・アスピレーション・ユニットが完全に廃止され6気筒ターボのみの設定となるという。また、同時に、ハイブリッド・システムを搭載したモデルも加えられることになりそうだ。

2019年に登場予定の第8世代の911は、カレラおよびカレラSが現行モデルの10〜15psアップとなり、GT3は500ps以上となる。現行カレラは370ps、カレラSは420psだが、新しい992世代の911は、カレラが380psに、カレラSが435psとなる。

更にハイブリッドの911も2020年に登場する予定。これは、パフォーマンス・ブースティング・ファンクションという電力アシストを持ったモデルだ。

北極圏でテストが行なわれている992は、そのスタイルに大きな変化がないように見える。長さは991と同じ。但し、トレッドの拡大に合わせて幅はやや大きくなるようだ。また、ホイールベースも僅かながら拡大されると思われる。このホイールベースの拡大は、リア・シートのためのスペースを確保するためだと伝えられる。

992は新しいモジュラー・スポーツカー・プラットフォームを使用するといわれているが、その基本のアーキテクチャーは現行モデルと非常に似たものだ。このプラットフォームは、次世代のボクスターやケイマン、そしてアウディR8ランボルギーニウラカンにも大きく影響を与えるものになるという。

また、この第8世代の911は、フルワイズのリア・ウイングによってエアロダイナミクスが大幅に向上しているという。更に、アクティブ・フロント・スポイラーも装備されるかもしれないが、今回の写真でそれを見ることは出来ない。

ボディ重量は高張力鋼板とアルミニウムの使用率が上がることで、軽量かつ高剛性を確保する。しかし、カーボンファイバーは標準的なモデルには使用されず、GT2やGT3といったハイエンド・モデルのためのものとなる。

4WDモデルについては、新しい電子制御ソフトウェアが使用される。

なお、インテリアに関しては、第2世代のパナメーラと密接に関係すると思われる。

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