日野とVW、包括提携なぜ? 商用車どう変わるか キーワードは「MaaS」

公開 : 2018.04.16 07:40  更新 : 2021.10.09 23:54

日野とフォルクスワーゲンが包括提携を発表し、驚いたひとは多いでしょう。なぜなら、日野はVWのライバルであるトヨタの子会社なのですから。日野とVWの目的は何だったのでしょうか? さらに物流の未来、ライバル・メーカーの動向まで桃田健史が考えます。

text:Momota Kenji(桃田健史)

もくじ

なぜ日野はVWを選んだのか?
キーファクターはMaaS
ライバル、これからどう動く?

なぜ日野はVWを選んだのか?

自動車産業界にとって、寝耳に水だった。商用車大手2社による驚愕の発表を行った。

日野自動車はトヨタが株式を50.1%保有する、れっきとしたトヨタの子会社だ。そのトヨタと独フォルクスワーゲングループ(以下、VW)は、生産台数で世界トップの座を競うライバルである。まさかの、提携劇である。

そんな自動車業界の古い常識が通用しないほど、クルマの未来に向けて大きな地殻変動が起こっている。日野とVWの電撃的な連携の発表は、その証明である。

提携の内容は、まさに包括的だ。ハイブリッド車やEVなどパワートレインの電動化や自動運転技術といって先端技術の共同開発、さらには世界的な販売網の相互補完まで行うという。

そうした中、両社CEOが揃って口にしているのが「物流/交通ソリューション」だ。

筆者なりの解釈では、これは「物流革命」と言い切れると思う。

革命を起こすのだから、日野としても自社のみならず、強力なパートナーが、できるならば最強のパートナーが必要だった。それが世界2強のひとつ、VWになったとしてもなんら不思議ではない。

記事に関わった人々

  • 桃田健史

    Kenji Momota

    過去40数年間の飛行機移動距離はざっと世界150周。量産車の企画/開発/実験/マーケティングなど様々な実務を経験。モータースポーツ領域でもアメリカを拠点に長年活動。昔は愛車のフルサイズピックトラックで1日1600㎞移動は当たり前だったが最近は長距離だと腰が痛く……。将来は80年代に取得した双発飛行機免許使って「空飛ぶクルマ」で移動?

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