[アバルト70年の歩み]特別コンテンツ

トランスポーターのドライバーという仕事 積み込みの極意は?

2018.04.08

100字サマリー

多くの新車を運搬するトランスポーター。デッキへの積載には車を傷つけないよう素早く正確な操作が求められます。また、ある1台を下ろすために他のクルマを下ろすといった無駄手間を避けるため、パズルのように積載順を考える必要があるようです。

もくじ

トランスポーターに12台のクルマを積載
パズルのようなクルマの配置
タラップの角度に注意
オデッセイへのクルマの積載方法

トランスポーターに12台のクルマを積載

あなたは今、波止場の吹きさらしの自動車置き場にいる。突風が吹き、雨も降っている。地面から3mのところで真新しいメルセデスを狭い通路に押し込んでいるのだ。ちょっとでもしくじれば一巻の終わり。よくある話だ。

ミック・クランプの世界にようこそ。カー・トランスポーターの運転手である彼は、吹きさらしの波止場での積み込み作業は最悪だという。「まともに横風を食らうことがあります」と彼はいう。「でも最悪なのは波止場だけじゃありません。目的地についてみたら、クルマが落っこちてなくなっていたり、レンジ・ローバーのような重いクルマを後ろに積んだら、リグ全体が解体機のボールのようにスイングし始めたなんてドライバーもいますよ」

昨年11月、12台のクルマを積んだトランスポーターがスキプトンのラウンド・アバウトで横転した。9月には高速M6でトランスポーターからクルマが落下した。M60では2016年に積み荷のスーパーカーがトランスポーターから落ちる事故があった。

いうまでもなく、トランスポーターの運転手は経験がないと務まらない。25万ポンド(3700万円)もする12台積載のトランスポーター(ミックの新車だ)にクルマを載せたいという私の提案は一蹴されてしまった。むべなるかな。

「健康と安全です」とオーナーの三姉妹は口をそろえる。家族企業クインス・カー・トランスポートが運行する50台のトランスポーターの1台をミックが運転しているのだ。言い換えると「クルマを傷つけたり新車のトラックをぶつけたりしたら、即解雇」ということだ。

 
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