4月に2桁増の国産登録車 どのブランド? 「2018年4月に売れた日本車」

2018.05.11

2018年4月の国産メーカー新車販売について、恒例のクイズ! 7カ月ぶりにプラスとなった「登録車」。なんと、2桁増を記録したブランドがあります。お分かりになりますか? 販売台数ランキングをレポートします。

Q:7カ月ぶりにプラスを成し遂げた登録車。2桁増を記録した好調なブランドは?

text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

A:スズキマツダレクサス三菱

スズキが前年同月比25.9%増(1万1428台)、マツダが同18.2%増(1万613台)、レクサスが同51.9%増(4632台)、三菱自動車が15.7%増(2346台)を達成。いずれのブランドも新型車が販売を伸ばした。

4月の新車販売 7カ月ぶりのプラス

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会がまとめた2018年4月の全体での国内新車販売台数は、前年同月比3.2%増の36万6146台と7カ月ぶりの前年超えとなった。カテゴリー別では、
・登録車:同0.5%増の22万5390台(7カ月ぶりのプラス)
・軽自動車:同7.8%増の14万756台(2カ月ぶりのプラス)
を達成した。

市場の動向について業界団体の関係者は、「4月の新車販売は、登録車と軽自動車ともに新型車の投入などが奏功してプラスを達成した。登録車においては、スズキやマツダ、レクサス、三菱自動車といったブランドが前年同月比で2桁増を記録。とくに新型車を精力的に発売しているスズキは前年同月比25.9%増の1万1428台を成し遂げ、ブランド別でマツダ(1万613台)やスバル(7110台)を抜いて第4位に浮上した。一方で日産自動車は、完成検査不正問題の影響から回復して7カ月ぶりの前年超え(前年同月比6.2%増)を達成。燃費および排出ガスのデータの書き換えが発覚したスバルは6カ月連続でのマイナス(同25.1%減)と、苦戦が続いている。軽自動車については、ダイハツとスズキ、ホンダの御三家の販売が好調。とくにN-BOXシリーズの好セールスで勢いに乗るホンダは、前年同月比28.8%の大幅増を成し遂げた」と解説した。


今後の見通しについては、「市場全体としての需要は比較的堅調。また、夏に向けて販売を伸ばしそうなモデルが各メーカーから随時リリースされる予定なので、これらがどれくらい受注を伸ばすかがカギになる。一方、アメリカ発の貿易問題の成り行き、それに伴う株価の乱高下や円高の進行などによって市場の消費意欲がどうなるかは不安材料」と示唆した。
 

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