プジョー2008 アリュール 1.6 e-HDI 115

公開 : 2013.04.26 17:33  更新 : 2017.05.29 19:01

■どんなクルマ?

今週、フランスの2つのメーカーがBセグメントのSUVの輸出を開始した。そのひとつがルノー・キャプチャー、そしてもうひとつがプジョー2008だ。プジョー2008は、その名が示す通り、昨年登場した208のSUV版で、従来の207SWの実質的な後継モデルである。

208に対して肉付きの良くなったボディは、208の5ドアよりも200mm長く、250mm幅広い。ホイールベースは共通の2538mmだが、ブートスペースは65ℓ増え、シートを折りたためば1172ℓにまで広がる。

プジョーはこの2008に敢えて4WDを採用しなかった。しかしその代わりに、前輪に出来るだけ多くのトルクを掛けるためのアジャスタブルなトラクション・コントロールであるグリップ・コントロールを採り入れた。

ラインナップは、アクセス+、アクティブ、アリュール、フェリーヌの4つのトリムが用意され、エンジンは1.4ℓと1.6ℓの2本立てだ。現時点では113bhpのe-HDIがそのトップレンジで、新しい1.2ℓ3気筒のターボチャージャー版は今後追加される予定となっている。

■どんな感じ?

うんざりするほどフロント・シートは騒々しく、リア・シートはだらしなく退屈なクルマだ。そのボディ・パネルの造りが悪い気いため、ノイズが入り込んでくるといった感じだろうか。

また、プジョーが言うようにダッシュとドライバーの位置関係は変わっていないため、SUVとしてのメリットがそのドライビング・ポジションかにはない。確かに大人が充分寛げるスペースはフロント・シートにも確保されているのだが、その高いルーフから想像するほどの開放感はない。

1.6ℓのe-HDIエンジンは、1750rpmからピーク・トルクを発揮する扱い易いものだが、絶えずうるさい。

プラス面を探すとなると、その160mmのグラウンド・クリアランスによる走破性と、25.1km/ℓという高い燃費、そして105g/kmという低いCO2排出量だろうか。

■「買い」か?

2008のトップ・モデルでさえ、洗練されたSUVというには程遠い存在だ。過大評価されている気味の日産ジュークは別としても、ヴォグゾール・モッカ、ミニ・カントリーマン、シボレー・トラックス、そしてスコダ・イエティもまだまだ洗練されているといったレベルには達していない。ベースとなったハッチバックを越えることはできないのだろうか。

(ニック・カケット)

プジョー2008 アリュール 1.6 e-HDI 115

価格 18,000ポンド(274万円)
最高速度 188km/h
0-100km/h加速 10.4秒
燃費 25.1km/ℓ
CO2排出量 105g/km
乾燥重量 1180kg
エンジン 直列4気筒1560ccターボ・ディーゼル
最高出力 113bhp/3600rpm
最大トルク 27.5kg-m/1750rpm
ギアボックス 6速マニュアル

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