フェラーリP80/C サーキット専用の新型ワンオフ、開発に4年 ベースは488 GT3

公開 : 2019.03.26 01:07  更新 : 2019.03.26 02:19

フェラーリが、新型ワンオフ・モデルを発表。「フェラーリP80/C」は、サーキット専用モデルです。画像19枚とともにご紹介しましょう。

60年代のスポーツ・プロトタイプをイメージ

フェラーリが、新型ワンオフ・モデル「フェラーリP80/C」を発表した。

P80/Cは、フェラーリのワンオフとしては、最も長い開発期間を要した。プロジェクトが始まったのは2015年まで遡るという。

P80/Cは、サーキット専用モデルで、ベースとなるのはフェラーリ488 GT3。公道仕様となる488 GTBよりも50mm長いホイールベースを有することにより、開発チームは彼らのクリエイティビティを発揮することができた。

フラヴィオ・マンツォーニ監修のもと、フェラーリ・スタイリング・センター、さらにはエンジニアリング部門、エアロダイナミクスのチームが、顧客のために手を取り合って1台のマシンを生み出したのである。

クライアントが望んだのは、跳ね馬のレーシング・レジェンド、330 P3/P4、ディーノ206 S、250 LMに敬意を払った現代的なスポーツ・プロトタイプであったという。

その言葉通り、キャビンフォワードになったスタイリングと、ラップアラウンドしたウインドスクリーンは、過去のスポーツ・プロトタイプをオマージュした姿となった。ルーフからフライングバットレス状のCピラーにわたる造形は、あたかもグラスエリアをレーシング・ヘルメットのバイザーのように見せている。

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