【2019年 オークション総括】高額落札トップ10は? 汚職事件で押収、ランボルギーニ・ヴェネーノも

公開 : 2019.12.30 09:35  更新 : 2021.10.11 09:29

2019年のオークション、高額落札トップ10をお目にかけましょう。最高値は、邦貨21億円。定番のモデルに加え、意外なクルマが高額で落札されました。

2019年の競売 12月初旬で閉幕

text :Kazuhide Ueno(上野和秀)
photo:ARTCURIAL、BONHAMS、GOODING & Company、RM SOTHEBY’S(Robin Adams、Remi Dargegen、Andrei Diomidov、Patrick Ernen、Tom Gidden、Darin Schnabel)

毎年様々なニュースを提供してくれるコレクターズカー・オークション。2019年は、1月にアメリカのアリゾナ州フェニックス近郊にあるスコッツデイルで、メジャー3社によるオークションが幕を開け、以来世界各国で毎月行われた。

そして、12月にボナムスがロンドンで開いたボンドストリート・オークションで幕を閉じている。開催されたメジャーなオークションは37回にも及び、このほかにも中小のオークションハウスにより数多くが開催されている。

8月に開催されたRMサザビーズ・モントレー・オークションに出品されたマクラーレンF1 LMスペック
8月に開催されたRMサザビーズ・モントレー・オークションに出品されたマクラーレンF1 LMスペック

ここでは2019年に行われたメジャー・オークションの結果からトップ10をご紹介しよう。最高落札額を記録したのはいつものフェラーリではなく、意外なモデルだった。

10位 1958年フェラーリ250GTカブリオレ・シリーズI

落札額:7億2420万円
グッディング・ペブルビーチ・オークション

クラシック・フェラーリの人気は衰えることを知らない。特に50〜60年代に少量生産されたコンペティションとラグジュアリーモデルの評価が高いのはご存知のとおり。

1958年フェラーリ250GTカブリオレ・シリーズ I(7億2420万円)
1958年フェラーリ250GTカブリオレ・シリーズ I(7億2420万円)

この250GTカブリオレは40台のみが作られたシリーズIであることに加え、そのうち5台だけが作られたフェンダーサイドにルーバーが付くレアなタイプであることが評価された。

9位 2002年フェラーリF2002

落札額:7億3082万円
RMサザビース・アブダビ・オークション

フェラーリ社が主催するF1クリエンティが始まってからは、マラネッロで車両のコントロールを行うため、跳ね馬のF1マシンはオークションに出なくなってしまった。

2002年フェラーリF2002(7億3082万円)
2002年フェラーリF2002(7億3082万円)

そうした中でミハエル・シューマッハーがサンマリノ、オーストリア、フランスGPで優勝したF2002が出品された。F1クリエンティに登録済で即走行可能なことから、新記録となる7億3082万円で落札。

8位 2017年パガーニ・ゾンダ・エーテル

落札額:7億4937万円
RMサザビース・アブダビ・オークション

8位に入ったのは今も高い人気を誇るパガーニ・ゾンダのワンオフモデル、「エーテル」だった。

2017年パガーニ・ゾンダ・エーテル(7億4937万円)
2017年パガーニ・ゾンダ・エーテル(7億4937万円)

760psを発揮する7.3L V12自然吸気エンジンに6速マニュアル・ギアボックスを組み合わせた辛口モデルで、究極といえる最後のゾンダと称される。

唯一無二の存在だけに入札はヒートアップし、最終的にパガーニ史上最高値となる7億4937万円を記録した。

この記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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