【中国向けアコードも、生産へ】本田汽車(中国) 広汽ホンダにより吸収合併

公開 : 2020.03.29 12:22

広汽ホンダ(GAC Honda)が、生産体制を拡大します。本田汽車を吸収合併し、年産77万台に。中国向けのアコードが、現在の本田汽車で製造されます。

本田汽車(中国)、広州開発区工場に

ホンダの中国における合弁会社「広汽ホンダ」(GAC Honda:広汽本田汽車有限公司)は、広東省広州市に本社を置き、四輪の生産・販売を行っている。

その広汽ホンダが、4月1日付けで、100%出資子会社である「本田汽車」(Honda Automobile China:本田汽車有限公司)を吸収合併すると発表した。本田汽車は、四輪車の製造、販売、輸出、さらに四輪車用エンジン、部品輸出を担当しており、751名の従業員を有する。

広汽ホンダが展開するアコード
広汽ホンダが展開するアコード

これに伴い、本田汽車(中国)は、広汽ホンダの「広州開発区工場」に名称変更される。

本田汽車(中国)とは

本田汽車(中国)は、中国初の四輪完成車の生産輸出工場として、2003年に設立。フレキシブルで高効率な生産稼働体制への進化、事業体質の向上を目指し、2018年には広汽ホンダにより完全子会社化された。

今回、同社により吸収合併され、広汽ホンダ「広州開発区工場」となるが、従来から行っていたメキシコ向けの「シティ」の生産・輸出は継続。

広汽ホンダ「広州開発区工場」の全景
広汽ホンダ「広州開発区工場」の全景

新たに4月より中国国内向けの「アコード」の生産を開始するという。

なお、広汽ホンダの生産能力は、新たに加わる「広州開発区工場」の5万台を合わせて、年産77万台となる。

関連テーマ

おすすめ記事