【コスモスポーツからRX-7まで】マツダ100周年 英国編集部 お気に入りモデル9台 前編

公開 : 2021.01.03 15:05

1920年に東洋コルク工業として創立したマツダは、2020年に100周年を迎えました。振り返ればロータリーエンジンにル・マン優勝、ロードスターなど話題も豊富。英国編集部のお気に入りマツダ車、9台をご紹介しましょう。

もくじ

自動車メーカーのサクセスストーリー
マツダ・コスモ・スポーツ 110S(1967年)
マツダRX-500(1970年)
マツダRX-2クーペ(1970年)
マツダRX-7(初代/1978年)

自動車メーカーのサクセスストーリー

text:C&SC
photo:MAZDA(マツダ)/Tony Baker(トニー・ベイカー)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
戦争で焦土と化した広島から、見事な創生を遂げたマツダ。自動車メーカーのサクセスストーリーの1つといえる。

ロータリーエンジンにこだわり、ル・マンで総合優勝を獲得し、手頃なオープンスポーツというカテゴリーを代表する名モデルも生み出した。個性的な姿勢でクルマ作りを進めるマツダは、常に革新に挑んできたブランドともいえるだろう。

マツダRX-7(1978年)
マツダRX-7(1978年)

今回は、2020年1月に100周年を迎えたマツダの、英国編集部お気に入りモデル9台をご紹介したい。前半は、コスモ・スポーツ 110SからRX-7までの4台。読者は、すべてをご存知だろうか。

マツダ・コスモ・スポーツ 110S(1967年)

Martin Buckley(マーティン・バックリー)

初代マツダ・コスモ・スポーツは、いつかわたしが所有したいと願う、唯一の日本車。ボディはもちろん白色が良い。写真で見る初代コスモスポーツは、いつも白色だから。

マツダ・コスモ・スポーツ 110S(1967年)
マツダ・コスモ・スポーツ 110S(1967年)

発表は、1964年の東京モーターショー。販売期間は1967年から1972年までと短く、50年ほど昔のクルマだが、今見ても未来的なスタイリングだ。賑やかな日本車風でありながらも、イタリアン・コンセプトカー的なデザイン要素がミックスされている。

2018年になって、わたしもやっと運転する機会を得たが、とても感動した。そのドライビング体験は、見た目以上に素晴らしいものだった。グランドツアラーのようなフォルムだが、それ以上にスポーツカーだった。

初代コスモ・スポーツは、近年まではさほど高値が付いていなかった。しかし今では、状態の良いものなら10万ポンド(1350万円)以上の金額が必要になっている。実際、その価値はあると思う。

マツダRX-500(1970年)

Mick Walsh(ミック・ウォルシュ)

1970年の東京モーターショーで発表された、超高速域での安全性を実証するための、ロータリーエンジンを搭載したコンセプトモデル。軽量プラスチックを広範囲に用いるなど、多くの革新的な技術が盛り込まれていた。

マツダRX-500(1970年)
マツダRX-500(1970年)

リア・パネルには、マルチカラーのライトを装備。加速時や超高速域ではグリーンに点灯し、高速道路などでの巡航走行時はオレンジ、減速中は赤と、色が変化する。

RX-500の車重は859kgとされており、ドアはガルウイングのように開くバタフライ式。何より注目したいのが、982ccのツインローター式のA10型ロータリーエンジン。最高速度は241km/hに届くと主張されていた。

何度かボディ色が塗り直され、マツダのファンは複数台製造されたと勘違いしたが、実際は1台限りのワンオフ・モデル。広島の交通科学館(ヌマジ交通ミュージアム)に展示されていたが、2014年のグッドウッド・フェスティバル参加で英国も訪れている。

1970年のマツダは未来的なデザインに積極的で、RX-500と同時に展示されたEX-005も注目を集めた。ロータリーエンジンをレンジエクステンダーとして発電用に利用し、バッテリーを充電。電気モーターで走る、ハイブリッドのシティ・コミューターだ。

キャノピーは取り外しが可能で、定員は4名。加減速やステアリングなどの操縦は、ジョイスティックのような棒状のコントローラーで行うという、SF映画さながらの乗り物だった。

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