【一矢を報いる】ヴェゼル、ノート、ムーヴが健闘 7月の登録車・軽の販売台数ランキング

公開 : 2021.08.06 06:45  更新 : 2021.09.01 00:59

7月の車名別の販売数ランキングが明らかに。登録車のトップ10は、8台がトヨタ。軽は依然スーパーハイトが好調。どちらも、その勢力に割って入るモデルが出ました。

トップ10 トヨタ一色にさせぬ2台

text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

2021年7月の新車販売の車名別ランキングが発表された(自販連/全軽自協調べ)。登録車については、人気の定番モデルや新型車が販売台数を伸ばす。

トップに立ったのはSUVモデルのヤリス・クロスの販売が好調なトヨタ・ヤリスで、前年同月比65.7%増(2万3200台)を成し遂げて13か月連続でのトップにつく。

トヨタが主導権を握る昨今の登録車のトップ10。7月は、ホンダ・ヴェゼルと日産ノートが食い込む。
トヨタが主導権を握る昨今の登録車のトップ10。7月は、ホンダヴェゼル日産ノートが食い込む。

続く第2位には、昨年9月に商品改良を図るとともに兄弟車のタンクと統合して同126.8%増(1万4807台)を達成したトヨタ・ルーミーが、前月と同順位で位置。

第3位には、同15.9%減ながら9242台を販売したトヨタ・カローラが、第4位には5月に一部改良を図ったトヨタ・アルファードが同6.1%増(8964台)を記録して入った。

そして第5位には、7月19日に新型が発売されて同117.0%増(7902台)を記録したトヨタ・アクアがランクイン。トヨタのスタッフによると「受注は好調」ということなので、来月以降はさらなる順位アップを実現しそうだ。

一方、4月に新型に切り替わったホンダ・ヴェゼルは、同158.0%増(7573台)を売り上げて第6位。

4月に仕様変更して2WD車が2030年度燃費基準を達成した日産ノートは、同1.1%減ながら6657台を販売して第9位と、トヨタが勢力を誇示するなかトップ10入りを果たした。

1位:トヨタ・ヤリス(2万3200台)
2位:トヨタ・ルーミー(1万4807台)
3位:トヨタ・カローラ(9242台)
4位:トヨタ・アルファード(8964台)
5位:トヨタ・アクア(7902台)
6位:ホンダ・ヴェゼル(7573台)
7位:トヨタ・ライズ(7530台)
8位:トヨタ・ハリアー(6780台)
9位:日産ノート(6657台)
10位:トヨタ・ヴォクシー(6372台)

トップ10以降の注目車の動きを見ていこう。

キックスオデッセイは大幅増

4月に仕様変更を行って2030年度燃費基準に対応したスズキソリオは、前年同月比9.1%増(3743台)を達成して第18位に。

タイ工場での生産および日本への輸入を強化する日産キックスは、同520.2%増(2828台)を登録して第20位にランクイン。

日本発売から1年を超えた日産キックスeパワー。2021年の上期(1~6月)、日産の登録車としては、ノート、セレナの次に売れており、2万1193台を販売。
日本発売から1年を超えた日産キックスeパワー。2021年の上期(1~6月)、日産の登録車としては、ノート、セレナの次に売れており、2万1193台を販売。

また、昨年11月にマイナーチェンジを図ったホンダ・オデッセイは、同130.4%増(2131台)を記録して第24位に。

昨年10月にフルモデルチェンジしたスバルレヴォーグは、同97.0%増(2063台)を成し遂げて第26位に位置。

6月に特別仕様車のRS/RSフォー・リミテッドIIとS/Sフォー・エレガンス・スタイルIIIを発売したトヨタ・クラウンは、同20.7%増(1968台)を販売して第27位に。

昨年12月に大幅改良を行ってPHEVモデルを設定した三菱エクリプス・クロスは、同123.9%増(656台)を売り上げて第47位に入った。

7月の軽自動車のランキングでは、3強の一角が崩れた。

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