完成度が高い！　異色のコラボ

ジャパンキャンピングカーショー2022が、千葉県・幕張メッセが開幕した。

アウトドアブームで好調なこの業界にあって、今年のショーでは風変わりな1台が注目されている。

キャンピングカーの製造・販売を行うホワイトハウス・キャンパーが発表した「マリーンズキャンパー（323万2900円～）」だ。見てのとおり、千葉ロッテマリーンズ推しの1台となっている。

ホンダNバンをベースにした軽キャンとして販売中の「Nバン・コンボ・キャビン」を、隅々まで千葉ロッテ仕様にカスタム。その理由を、キャンパー事業部の酒井裕二郎 部長に伺ってみた。

なぜ千葉ロッテ推しのデザインに？

ーーなぜ野球チームのデザインを採り入れたキャンピングカーなのですか？

「これまで野球ファンのアイテムといえば時計などのモノやグッズばかりでした。グッズではなく自動車でチャレンジできないか、というお話しをポニーキャニオンさんから頂いたとき、面白いな、キャンピングカーなら個性的なものができるなと思ったのです」

「とくに千葉ロッテマリーンズは熱いファン、コアな方々がいることで有名ですから、その方たちを鼓舞するように仕上げたいと決断しました」

他のチームの仕様も作れますか？

ーー千葉ロッテのユニフォームと同じ外観です。製作時に一番苦労したのは？

「千葉ロッテマリーンズ監修となりますので、デザインのディテールや縦縞の間隔まで正確に作り込んでいます。よく見て頂くとコピーライトの記載もしっかり入っているんですよ」

「ファンの番号である26をデザインのなかに入れる案も考えたのですが、26はファンの皆さんの想いも込められた数字なので、わたし達が使うのもどうかと外させてもらいました」

ーー他のチームを対象にした仕様は予定されていますか？

「すでに話は出ています。球団に限らずとも、いろんな種類のスポーツがありますので、コアなファンの心をくすぐるものができたらいいなと思っています」

マリーンズキャンパーも展示されているジャパンキャンピングカーショー2022は、2月13日 日曜まで開催。

東京都心でも雪予報となる天候のなか、会場には多くのキャンプ好きが来場している。キャンピングカーとスポーツ観戦のパッケージが定着していくのか、今後の動向に注目していきたい。

画像　マリーンズキャンパー　細部まで見る【通称マリキャン】　全36枚