プジョー 新型408 欧州発表 新ジャンル開拓にかけるプジョーの狙いは?

公開 : 2022.06.23 06:05

ハッチバック、SUV、セダンを融合したようなファストバックスタイルの新モデル、プジョー408が欧州デビュー。なぜこのようなクルマが生まれたのか、開発者にインタビューしました。

ダイナミズム、室内の広さ、実用性を求めた1つの答え

プジョーは、新型408を欧州で発表した。ハッチバックの308とSUVの3008の中間に位置する、ファストバックスタイルの新モデルである。

中国市場向けに小型セダンの「408」が販売されているが、これとは無関係のモデルだ。新型408は、ハッチバック、SUV、セダンの長所の融合を目指し、比較的コンパクトなボディにクーペ風のシルエット、広い室内空間、優れたドライビング・ダイナミクスを組み合わせたものだ。

プジョー408
プジョー408    プジョー

プラットフォームには、308と同じEMP2を採用。全長4690mm、全高1480mmと、308よりも440mm長く、40mmほど高い。欧州では2023年初頭に発売予定だ。

当初はかなり斬新なデザインだと考えられていたため、最終的な製品化には7年の歳月を要したという。

デザイン・プロジェクト・マネージャーのピエール=ポール・マッテイは、「室内空間を狭めることなくダイナミズムを持たせる」ことが大きなハードルであったと語っている。

「例えば、プジョー508のような古典的なファストバックは、Bピラー付近でトップラインが下がり始めますが、これが408ではリアドアの後部にあたり、後席の乗降性とスペースが改善されています」

コンポーネントの多くを308と共有

フロントグリルはプジョーの現行モデルと同様のデザインだが、さらにモダンなアレンジを加え、左右に向かってカラーブロックが大きくなる新しいパターンを導入している。マッテイによると、この新しいグリルデザインは次世代の電動モデルに対応するもので、今後も採用される可能性があるという。

インテリアは308と並行して開発されたもので、「408の個性と308の良いところを取り入れるというバランスをとることが課題でした」とマッテイは言う。

プジョー408
プジョー408    プジョー

デジタルメーターディスプレイや、アップル・カープレイ/アンドロイド・オート内蔵の10.0インチのインフォテインメント・タッチスクリーンなど、プジョー独自の「iコクピット」を採用。収納スペースも拡張されている。

パワートレインは、308 PHEVと同じ2種類のプラグインハイブリッド車(EV航続距離約65km)と、最高出力130psの1.2L 3気筒ガソリンターボが用意される予定だ。トランスミッションはいずれもAT。

ガソリン車は、2023年末までにマイルドハイブリッド車に切り替えられる。その後はEVのe-408も登場する予定だが、その時期はまだ確定していない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    レイチェル・バージェス

    Rachel Burgess

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。愛知県在住。幼い頃から自動車/戦車/飛行機/宇宙船など乗り物全般が大好物。いつかすべての乗り物を手に入れることを夢見ている。最近はバイクの魅力に気づき、原付と中型を衝動買いしてしまった。大学卒業後、不動産営業と記事制作ディレクターを経て2020年に独立し、フリーランスとして活動開始。現在に至る。

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