プジョーが「新型EV」まもなく発表へ 流麗スタイルの「e-408」導入、パリ・モーターショー

公開 : 2024.09.26 18:05

プジョーは来月開催されるパリ・モーターショーで新型EV「e-408」を公開する予定だ。408のフル電動版で、e-308と同じパワートレインを採用すると予想される。

パワートレインはe-308と共通か

フランスのプジョーは、10月15日に開幕するパリ・モーターショーで、ミドルクラスの新型EV「e-408」を発表する予定だ。クロスオーバーの408のフル電動バージョンとなる。

これにより、欧州向けのほぼすべてのモデルにおいて、ガソリン、ハイブリッド、EVの各パワートレインが選択肢として提供されることになる。

プジョー408のEV版がパリ・モーターショーで公開される。
プジョー408のEV版がパリ・モーターショーで公開される。

新型e-408の詳細はまだ明かされていないが、ハッチバックのe-308と同じく、最高出力156psのモーターと容量54kWhのバッテリーを採用する見込みだ。航続距離は最長430km、充電の出力は最大100kWと期待される。

e-308とガソリンエンジン搭載の308の価格差を考慮すると、e-408の英国価格は4万ポンド(約770万円)前後になる可能性が高い。参考までに、世界で最も売れている電動SUV、テスラモデルYの英国価格は4万4990ポンド(約870万円)から。

一方、フラッグシップモデルの508は、英国やオーストラリアなど一部市場で年内に販売終了予定であることが告げられた。

プジョーはその理由として環境規制などを挙げている。しかし、これらの市場では508の販売不振が続いており、それが原因となった可能性が高い。昨年の英国における販売台数は700台以下だった。一方、408は今年に入り3000台近く販売されている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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