日産セレナ、エクストレイルなど約53万台リコール届出 火災のおそれも 火災/焼損11件発生 モーター不具合

公開 : 2023.01.28 17:45

日産は、セレナ、エクストレイル、スズキ・ランディ計52万7491台のリコールを国土交通省に届け出ました。

セレナエクストレイルが対象

日産は、2023年1月27日付で、セレナ、エクストレイル、およびOEM供給をおこなうスズキ・ランディ(2010年9月20日~2017年6月2日製造)計52万7491台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。

国土交通省によると、セレナ、エクストレイル、ランディのアイドリングストップ付車(計27万7462台)のECOモーターにおいて、内部ベアリングのシール仕様が不適切なため、シール性能が不足し異物が侵入するとベアリングが破損し異音が発生することがある。

日産セレナなどの一部機種が対象
日産セレナなどの一部機種が対象    日産

そのまま継続して使用した場合、ECOモーターが故障しエンジンが停止するおそれがある。

万が一、周辺部品に整備などでこぼれたエンジンオイルなどの可燃物がある場合、ECOモーター故障に伴う熱風と火花が開口部から吐出し周辺部品が焼損することがあり、最悪の場合、火災にいたるおそれがある。

市場からの情報によりリコール届出となった。同様の不具合は2395件確認されており、火災5件、部分焼損6件が確認されている。

また、セレナ、ランディのアイドリングストップ付スマートシンプルハイブリッド仕様車(計25万29台)のECOモーターでも同様の不具合1568件が確認されており、あわせてリコールの届出がなされた。

記事に関わった人々

  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

関連テーマ

おすすめ記事