醸成される横浜フェラーリ文化 ニコル・コンペティツィオーネ横浜 ショールーム訪問

公開 : 2023.10.13 20:27

ニコル・コンペティツィオーネ合同会社がフェラーリの新たな販売拠点、ニコル・コンペティツィオーネ横浜ショールームをグランドオープンさせました。

10年の節目、新たなショールームが誕生

フェラーリ」という存在が、イタリアのスポーツカーブランドという枠をはるかに超えた、神格化されたものであることを今さら説明する必要はないだろう。

そんな跳ね馬の新たな拠点が、横浜みなとみらいの空気を変えようとしている。10月13日、ニコル・コンペティツィオーネ合同会社がフェラーリの新たな販売拠点、ニコル・コンペティツィオーネ横浜ショールームをグランドオープンさせたのである。

10月13日、ニコル・コンペティツィオーネ合同会社がフェラーリの新たな販売拠点、ニコル・コンペティツィオーネ横浜ショールームをグランドオープンさせた。
10月13日、ニコル・コンペティツィオーネ合同会社がフェラーリの新たな販売拠点、ニコル・コンペティツィオーネ横浜ショールームをグランドオープンさせた。

同社は2014年からフェラーリの正規ディーラーを、やはり横浜みなとみらいの地でスタートさせており、横浜エリアにおけるフェラーリ文化の醸成の一翼を担ってきたという歴史を持っている。

今年は10年目という節目の年を迎えており、そのタイミングでこれまでのショールームよりも約1.5倍の広さを持つ、340平方mのフロア面積を持つ新たな拠点を構えたのである。

ニコル・コンペティツィオーネ横浜ショールームは首都高速、みなとみらい出入り口にほど近い、いちょう通りに面している。

広々としたガラス張りのショールームには4台のフェラーリをゆったりと展示できるスペースが確保されている。

今回テープカットの記念式典が開催された際には、フェラーリの日本進出50周年を記念し、10台限定でリリースされた貴重なモデル、フェラーリJ50が展示されていたのである。

フェラーリのヘリテージに触れる空間

フェラーリの最新のCIによって構築されたショールームはガラス張りで、ブランドの銀色のロゴは白い背景の中で光り輝いている。

一方フェラーリを象徴するレッドのカラーリングはショールーム内部の壁に効果的に用いられていた。

ニコル・コンペティツィオーネ横浜ショールームの内部。
ニコル・コンペティツィオーネ横浜ショールームの内部。

ショールーム内の赤い壁は「ヘリテージ・ウォール」と呼ばれる展示スペースになっている。そこにはF1の歴史とともにある70年にも渡るフェラーリF1の歴史、そして同社のモータースポーツの功績が写真やアートといったかたちで展示されていた。

またショールーム右奥は会員制サロンのような雰囲気のヘリテージ・ライブラリーになっており、書籍やオートモビリアなどフェラーリに関する歴史の一端を目の当たりにできるスペースになっていた。

一方向かって左奥にはカスタマーが未来の愛車のカラーリングやインテリアの素材等を吟味することができるコンフィグレーションルームになっている。

ここではじっくりと時間をかけて自分だけのフェラーリを思い描くことができるようになっているのである。

ニコル・コンペティツィオーネ横浜ショールームには、夢を現実にするための優雅な空間が広がっていたのである。

記事に関わった人々

  • 執筆

    吉田拓生

    Takuo Yoshida

    1972年生まれ。編集部員を経てモータリングライターとして独立。新旧あらゆるクルマの評価が得意。MGBとMGミジェット(レーシング)が趣味車。BMW 318iコンパクト(E46)/メルセデスBクラスがアシグルマ。森に棲み、畑を耕し蜜蜂の世話をし、薪を割るカントリーライフの実践者でもあるため、農道のポルシェ(スバル・サンバー・トラック)を溺愛。
  • 撮影

    小川和美

    Kazuyoshi Ogawa

    1986年生まれ。クルマ好きの父親のDNAをしっかり受け継ぎ、トミカ/ミニ四駆/プラモデルと男の子の好きなモノにどっぷり浸かった幼少期を過ごす。成人後、往年の自動車写真家の作品に感銘を受け、フォトグラファーのキャリアをスタート。個人のSNSで発信していたアートワークがAUTOCAR編集部との出会いとなり、その2日後には自動車メディア初仕事となった。

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