佐藤自動車工業所の佐藤です。クラッチが滑って走れないという1985年式ポルシェ911カレラが運ばれてきました。走行中に急にガラガラ音が発生して走れなくなったそうです。工場でチェックしてみるとエンジン本体は問題がなく、原因はクラッチと判明。

早速トランスミッションを外し、クラッチ・ディスクを取り出してみたところフェーシングが全然ありません。リベットが露出するどころの騒ぎではありませんでした。

クラッチカバーをチェックしてみるとスプリングがへたっていましたので、お約束のスラストベアリングと共に3点セットで交換して完治しました。