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ポルシェ356B T5とT6のステアリングホイールの違いは

ポルシェ356のBタイプは、前期型となるT5ボディの生産は1959年9月から始まる1960年モデル(当時のドイツは9月から新イヤーモデルとなる)からの発売でした。
T5は1961年モデルまでの僅か2年間の生産です。(1959年9月~1961年9月)

T6ボディと呼ばれる356Bタイプ後期モデルは、1961年9月から1962年モデルとして発売されました。
こちらも1963年7月に最終型となる356Cタイプに変わるまで、2年間生産されました。 
いずれも2年間ずつ、合計4年間がBタイプの生産時期でしたが、356の生産台数はこの時期にピークを迎えたため、一番生存数が多いのです。

右の一番目立つのがT5のステアリングホイールです。このステアリングは取り付けるシャフトのサイズとスプラインの数は、A以前とB以後でまったく違います。
この部分は改造されることが少ないので、B以後の356と判断してかまわないでしょう。

左のAタイプのステアリングも3色ありますが、右側のB以後のステアリングは黒色のみで、スポークもまったく違います)

肝心なT5とT6以後のステアリングの見分け方ですが、写真で紹介します。
スポークの取り付く部分裏側の形状がそれぞれ違っています。
こちらの平らなゆるい曲がり方がT5のステアリングで、違いは表側から見てもすぐにわかるはずです。
上側に乗せてある、絞りのあるスポークがT6以後のステアリングで表から見てもすぐにわかるはずです。 

このスポークが変更されたことは有名ですが、その理由は聞いたことがありません。
しかし、ステアリングの曲げ強度で考えれば、T6以後のステアリングが「強いだろう」と思われます。
実際に曲げてしまえば真実がわかるのですが、そうもいきませんからね。

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