ポルシェ356Bはフィン付きドラムに変更です

佐藤自動車工業所の佐藤です。
ポルシェ356のブレーキは、プリAの初期はVWの油圧システムを、そのまま使っていました。
それは356Cのディスクブレーキに変更されるまで使われていました。
もちろん細かい変更はあり、初期にシリンダーサイズ、取付ボルト数の変更、タンク位置など、それぞれのタイプで違います。
基本の制動力はカレラの幅広ドラムを除くと、A、Bまで変わっていません。
356Bタイプからは冷却フィン付きのドラムとなりました。
シリンダー内径、ドラムの直径、幅ともに、すべてが同じサイズの変更なので、AとBのドラムは自由に交換できます。
そのためAタイプのドラムが手に入らないとき、Bのドラムを組んだAタイプも多く見かけます。

オーナーがレストア作業!を自ら行うことがあります。
スプレー缶で塗装することが多いため、ドラムに余計な塗料が付いて汚れています。
ところでドラムブレーキは設計も変わらずに古い、とか言ってはいけません。
356Cタイプのブレーキ・キャリパー、前側の内部シリンダー(48mm)は、911Sでも変わりません。
同じサイズで911のSキャリパー、Mキャリパーも同じサイズ(同じ油圧になる)でした。
ディスクブレーキは制動力が大きいから、よく効く、と意味が違って誤解されています。

ディスクが良く、サイズが同じなら、車重軽いである356Cのブレーキのほうが、911Sより良く効くはずです。
しかし、そう感じないのは何故か。
ドラムブレーキはディスクブレーキに比べて不利な部分が多いのですが、それを誤解されています。
ドラムは場合により効かない⇒ドラムよりディスクのほうが良い⇒ディスクが良く効く
と三段論法でドラムブレーキが負けたのですが、これには大いに異論があるので、機会を改めて続きを・・・
ドラムの表面処理はアルマイト加工も出来ますが、内部の鉄スリーブを切断して外す必要があります。
そのため作業が増え高額になりますので、バフによるポリッシュ加工がお勧めです。
こちらは上の写真のドラムを、ポリッシュ仕上げしたものです。
佐藤自動車工業所
TEL:03-3651-1841 FAX:03-3652-5057
営業時間:9:00〜18:30 定休日:第2土曜日・祝祭日(休日に営業する場合もあり)
http://sato.car.coocan.jp E-mail:[email protected]

ポルシェ356の燃料コックについて補足があります
佐藤自動車工業所 | 2026.03.23

ポルシェ356は燃料コックの取り扱いにご注意
佐藤自動車工業所 | 2026.03.16

新車保証書が付属しているポルシェ356は、ナンバー・マッチングさせるためにオリジナルのエンジンを蘇らせました
佐藤自動車工業所 | 2026.03.09

過去の誰かが関係した故障の後始末は大変です ジェネレーターの巻
佐藤自動車工業所 | 2026.02.28

ポルシェ912のエンジンが単体で運び込まれてきました 悪い予感がします
佐藤自動車工業所 | 2026.02.19

ポルシェ356にT-3とT-4はないのですか?
佐藤自動車工業所 | 2026.02.11

ポルシェ356が渋滞の中でエンストしたときは
佐藤自動車工業所 | 2026.02.02

ポルシェ356の正しいクラッチ操作は
佐藤自動車工業所 | 2026.01.24

ポルシェ356Bはシフトレバーが折れます
佐藤自動車工業所 | 2026.01.13

本日より営業です 本年もよろしくお願いいたします
佐藤自動車工業所 | 2026.01.05