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ポルシェ356は、オイルの温度管理がとっても大事になります

佐藤自動車工業所の佐藤です。
ポルシェ社ではクランクケースの改良のほかにも、エンジンに改良を重ねています。
ポルシェ356を運転するにあたりもっとも大事な箇所、それは「油温計」です。
これが不動のままの356は、とても多くみられます。
さらに言うと、エンジン不調の356のほとんどが油温計も不調だったのです。
オーナーは、そのことをまったく「気にしていない」ことが多いという事実があります。

1956年式からの電気式は、クランケース下側にセンサーがあります。
ところでこのスイッチに行くための配線がどこかを通っているのです。
そのためにある珍しい穴は、どこにあるでしょうか?

油温計は、プリA初期まではエンジンのレベルゲージで測っていました。
1955年の3分割ケースでは短期間クランクケース上部の穴に移動(ファンハウジングの左裏側)。
さらに1956年ではクランクケースの下側から測り(電気式)と移転を重ねました。
どれもイマイチで、正確な油温が分からなかったのです。
ついに1957年から後期型と同じく、ディストリビューターの隣に引っ越してきます。
オイルクーラー直前の温度を測ることにより、それが正確だと評価されたのです。
それからずっとそこに住むようになりました。

1957年にダブルの油圧コントロールバルブが開発されます。
これと共に油温スイッチがディストリビューターの裏側に油圧スイッチと一体型で付くことに。
これで、おなじみの景色に近くなります。
下に伸びているオイルパイプが、2個目のオイルバルブの裏側にのびるラインです。

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