クルマ漬けの毎日から

2017.05.21

クルマの耐用年数が伸びている現代。無理して、わざわざ新車を買う理由ってあるのでしょうか? クロプリー編集長が考えるのは、聞いたこともない理由。

「新車」を買う理由って?

Logical people wonder why buying a new car remains popular

 

 
キアの小型SUV、スポルテージが編集部(英国版)に納車されてから一週間経った。当初、総走行距離は200mile(322km)だったが、今は1,500mile(2,415km)に近づいている。組み立てられたパーツから潤滑油が行き渡ったマシンへと変化しているように思えてうれしい。仕事柄、慣らし運転をちょくちょく経験するが、いつもはロードテストでベストな燃費と0-60mph加速を記録できるところまで走行距離を伸ばすことを優先し、慣らし運転そのものを楽しもうとはしてこなかった。

 
だが今回は、だんだん走りがスムーズになってきているのを感じている。エンジンのレスポンスが少しよくなり、燃費も2mpg(0.7km/ℓ)ほど上昇している。乗り心地もよくなっているし、シートも一週間前より体に合ってきた。論理的に考える人は、中古車の耐久性が大幅にレベルアップしているのに、なぜ今も新車を買うのが一般的なのか疑問に思うだろう。慣らし運転が楽しめること、これが新車を買う理由のひとつだ。


 
 

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