ラングラーと2.0Lエンジン、おいしい関係 走破性そのまま 快適性も

公開 : 2023.08.10 11:45

堅牢なボディやタフな足回りも不変

ラングラーと言えば、いかにも頑丈そうなルックスも魅力の1つとなっているが、「頑丈そう」ではなく、実際に頑丈であることは搭載エンジンに関わらず不変となっている。

その柱とも言えるのが、梯子状に組まれた強固なラダーフレームであり、そのフレームにストロークを長く採れ、悪路でも高いロードホールディング性能を誇るコイルリジッド式サスペンションが備わっているのだから、荒れ果てた路面を走り込んでもびくともしないことがおわかりいただけることだろう。

もちろんラダーフレームだけでなく、セーフティケージにも改良を施すことで、極めて頑丈なボディを実現したほか、強化された高張力スチールと軽量アルミニウムを組み合わせることで、強度を高めつつ効率化も図っている点は現代のモデルらしいポイントと言える。

そして何より車両前方に搭載されるエンジンが軽量コンパクトな2.0L直列4気筒エンジンとなることで、大排気量のV型エンジンに比べて前後の重量配分がより最適な方向へ改善されているのも見逃せない。

前後の重量配分のバランスがよくなれば、不安定な悪路を走行するときはもちろんのこと、日常の走行でもハンドリングの良さを体感することができるため、メリットしかないと言っても過言ではないのである。

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記事に関わった人々

  • 執筆

    小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。
  • 撮影

    小川和美

    Kazuyoshi Ogawa

    1986年生まれ。クルマ好きの父親のDNAをしっかり受け継ぎ、トミカ/ミニ四駆/プラモデルと男の子の好きなモノにどっぷり浸かった幼少期を過ごす。成人後、往年の自動車写真家の作品に感銘を受け、フォトグラファーのキャリアをスタート。個人のSNSで発信していたアートワークがAUTOCAR編集部との出会いとなり、その2日後には自動車メディア初仕事となった。

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