Z世代よ、新型ラングラーに集え ジープの顔が装いあらたに、大幅値下げのワケとは

公開 : 2024.05.11 09:05

・ジープの主力「ラングラー」の改良モデルが発表
・装備の充実を図りながらも値下げを断行し勝負に そのワケを解説
・発表会は渋谷「MIYASHITA PARK」にて、一体なんのため?

え! 社長、今までずっとそこに?

ステランティス・ジャパン株式会社は、2024年5月10日(金)より、ジープラングラーの新型モデルを発売すると発表。メディア向けの発表会を渋谷「MIYASHITA PARK」にて開催した。

発表会の冒頭、ステージ上の2台がアンベールされると、なんと黄色いラングラーの中からステランティス・ジャパン社長の打越晋氏が登場するという、度肝を抜く演出が。

新型ジープ・ラングラーのメディア向けの発表会が開催された。
新型ジープ・ラングラーのメディア向けの発表会が開催された。    小川和美

打越氏はそのままプレゼンテーションに移る。まずは、発表会の場所に「MIYASHITA PARK」を選んだ理由から。それはずばり、日本でラングラーが若い世代から大きな支持を集めているからだという。

打越氏に続いて登壇したブランドマネージャーの新海宏樹氏が挙げたのは、日本におけるラングラーの平均購入年齢が43歳と競合車種よりも若いこと。また、18-27歳のいわゆる「Z世代」を対象としたSUVの購入検討車種の調査において、輸入車でNo.1の支持を集めていることも明らかにした。

また、ラングラーが販売される全世界の市場の中でみると、日本における販売台数は中国に次ぐ4位。2023年末時点での国内累計販売台数は2万5千台を超えるという。

このようにラングラーにとって重要な日本市場の若者たちに対し、新しいラングラーの登場を強力にアピールするために「MIYASHITA PARK」を選んだとのことだった。

さらに磨きがかかった「ラングラーの本質」

では、新しいラングラーはどう変わったのか。打越氏は、カスタマーがラングラーを選ぶ理由として真っ先にデザインが挙げられているると話す。

この日、同じく登壇した渡邊由紀プロダクトマネージャーも、ラングラーをラングラーたらしめるスクエアなフォルムは変えてはいけないと繰り返す。その言葉通り、新型ラングラーの全体的なシルエットに大幅な変化はない。

新型ジープ・ラングラーのメディア向けの発表会が開催された。
新型ジープ・ラングラーのメディア向けの発表会が開催された。    小川和美

新型ラングラーを目にした時にまず目につくのがフロントグリルだ。ジープを象徴する7スロットグリルは、グレードによって周囲がグレーやシルバーで縁取られることでより精悍な印象を与え、形状の変更により冷却性能も向上したとする。

ラングラーのユーザーがデザインと等しく重視するであろうオフロードやタフネス性能も進化。「アンリミテッド・ルビコン」グレードに新たに搭載されたフル・フロート・リアアクスルにより最大牽引能力を向上。

細かいところでは、改良前のマストアンテナがフロントガラス貼り付け式に改められたことで、オフロードでの小枝の引っ掛かりを防止。高硬度を誇るコーニング社製のゴリラガラスを全グレードに標準装備するなど、その使い勝手にはさらに磨きがかけられた。

また、ラングラーとしては初めて、サイドバーに内蔵する形でサイドカーテンエアバッグを採用し、安全装備を強化。

さらに、センターキャップにウィリスジープのアイコンをあしらった新デザインのホイールを導入。黒を基調に改められたインテリアは、一部グレードにおいてフロントに12ウェイのパワーシートを採用。12.3インチのタッチスクリーンは処理能力が向上し、Apple Carplayではワイヤレス接続が可能となるなど、細かなアップデートも目白押しだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 編集

    香野早汰

    Hayata Kono

    1997年東京生まれ。母が仕事の往復で運転するクルマの助手席で幼少期のほとんどを過ごす。クルマ選びの決め手は速さや音よりも造形と乗り心地。それゆえ同世代の理解者に恵まれないのが悩み。2023年、クルマにまつわる仕事を探すも見つからず。思いもしない偶然が重なり編集部の上野太朗さんに出会う。翌日に笹本編集長の面接。「明日から来なさい」「え!」。若さと積極性を武器に、日々勉強中。
  • 撮影

    小川和美

    Kazuyoshi Ogawa

    1986年生まれ。クルマ好きの父親のDNAをしっかり受け継ぎ、トミカ/ミニ四駆/プラモデルと男の子の好きなモノにどっぷり浸かった幼少期を過ごす。成人後、往年の自動車写真家の作品に感銘を受け、フォトグラファーのキャリアをスタート。個人のSNSで発信していたアートワークがAUTOCAR編集部との出会いとなり、その2日後には自動車メディア初仕事となった。

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