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2019.02.19

ホンダ なぜ、イギリス工場閉鎖を考える ディーゼルショック、SUVブームも影響?

編集部より

ホンダが「イギリス工場」を閉鎖する方向というニュース。なぜ、そのような決定を下すのか。AUTOCAR編集部は、ディーゼル問題やSUVブームも影響していると分析します。

英AUTOCARが考える、ホンダの決定

ホンダが、イギリス工場(=スウィンドン工場)における完成車の生産を、2021年中に終了する方向であると発表した。イギリスの自動車業界、工場のあるスウィンドン、そして3500名の従業員、さらには関連サプライヤーに勤める人々にとって大きなニュースである。

1989年に誕生したスウィンドン工場は、これまでにクルマと四輪車用のエンジンを製造してきた。総額15億ポンドを投資してきた広大な設備を有する。

10年前のピーク時には、アコード、CR-V、ジャズ(日本名:フィット)などを約25万台も送り出していた同工場。昨2018年は、シビック・ハッチバックとシビック・タイプRを合計16万台生産したにとどまる。

このうち、北米向けシビックの55%を同工場で製造しているという事実が、今回発表された生産配置の適正化の大きな要因になったという。

EU離脱(ブレグジット)に伴う将来の不透明感も、もちろん企業の長期的な意思決定を妨げる。なにしろ自動車メーカーに必要なのはその長期的計画なのだ。しかし、ブレグジットが今回の決定の1番大きな理由というわけではない。

本日の八郷社長の会見では触れられていないが、AUTOCARとして注目しておきたいのはディーゼル需要の減退だ。スウィンドンのエンジン工場が、そのディーゼル・ユニットを製造しているのである。また、勢いにのるSUV人気によって、シビックのような古典的モデルの販売が伸び悩んでいることも見逃せない。同工場が生産する唯一の車種が、そのシビックなのだ。

さらにはホンダ自身の問題もある。

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