日産エクストレイル・ハイブリッド20X 4WD

公開 : 2015.06.08 23:55  更新 : 2017.05.29 19:27

■どんなクルマ?

日産が誇るベストセラーSUV、エクストレイルに追加された待望のハイブリッドモデル。2000年に登場したエクストレイルは現行モデルが3世代め。先代モデルではクリーンディーゼルを搭載したモデルの存在も話題を集めたが、3列シート車の設定のほか洗練されたスタイリングを身に纏った現行モデルでは2ℓのガソリンエンジンに一本化され、やや独自性を失っていた感は否めない。

そんななか追加されたエクストレイル・ハイブリッドは、147PSを発揮する2ℓのガソリンエンジンに最高出力41PSのモーターを組み合わせる。駆動方式は2WDと4WDの両方が用意される。乗車定員はいずれも2列シートの5名となるのは、ガソリン車における3列めシートの足元部分にリチウムイオンバッテリーを搭載するためだ。

エクストレイル・ハイブリッドの特徴は、「1モーター2クラッチ方式」を採用していること。日産ではインテリジェント・デュアルクラッチ・コントロールと呼称しているが、これはエンジンとモーターの間にもクラッチを廃止、モーターのみで走る場合にはエンジンとモーターを切り離し、エンジン関連の抵抗を減らすことが可能になる。それもあってエクストレイル・ハイブリッドはモーターのみのEV走行を積極的に行い、街中での発進時はもちろんのこと高速走行時でもEV走行を行うことができ、日産発表のデータによると約21%に達することもあるという。

そしてこのモーターは、1つで走行(動力源)および発電(エネルギー回生)の両方を行うことも特徴。下り坂や減速時などに発生する減速エネルギーを使ってモーターにより発電し、その電気はリチウムイオン電池に回生充電されるという仕組みだ。

そんなハイブリッドシステムをそなえたエクストレイル・ハイブリッドだが、外観からガソリンエンジン車との違いを判別できるポイントはわずかしかない。左右フロントドア下に「HYBRID」ロゴが配されることと、テールゲートにもPURE DRIVEのエンブレムが備わるくらいだ。細かいところでは、ヘッドライトもLEDタイプが標準装備となり、省電力とともにルックスでも先進性をアピールする。

グレードは20Xハイブリッドの1種類で、駆動方式は2WDと4WDの2種類。いまやコンパクト〜ミッドサイズのSUVは都市型とかアーバンSUVなどと言われるモデルが多く、販売の内訳を見てみるとFFの前輪駆動車がほとんど……などというケースが多いけれど、エクストレイルの場合は異なり、4WDが半数以上を占めるという。その傾向はハイブリッドでも変わらず、約6割が4WDということだ。

 
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