防弾仕様のメルセデス-マイバッハS600ガード

公開 : 2016.02.24 22:30  更新 : 2017.06.01 01:37

メルセデス-マイバッハは、一般人が乗る車両としては最上級の保護レベルであるVR10を確保した初のモデル、S600ガードを公開した。

このVR10というレベルはドイツの連邦政府機関によって認証されたもので、ボディおよびウィンドーが、ロケット・グレネードと手榴弾からの攻撃に対して有効だという。ボディは特別なスティール製で、構造もスキンも通常のものとは異なる。また、ウインドーは何層ものポリカーボネート。ミシュラン・タイヤはランフラットで、しかもスティールのリングが入れられたもの。つまりこのタイヤとボディがあれば、襲撃を受けた後も走行が可能だという。

燃料タンク自体は特に特別なガードがされているわけではないが、撃たれた場合、その穴をオートマティックに閉じる素材が使用される。これは、戦闘用ヘリコプターとして知られるボーイングAH-64アパッチに使用されているものと同じだ。

更に、ステアリング、アクスルなども強化されている。

シンデルフィンゲン工場で制作されるメルセデ-マイバッハS600ガートは、通常のS600と同じ530psを発揮する6.0ℓツインターボV12を搭載する。このS600ガード仕様の価格は£438,000(6,900万円)。オプションとして、毒ガス攻撃を受けた場合に新鮮な空気を排出するフレッシュエア・システムも£7,268(115万円)で用意される。

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