日本展開もイイんじゃない? 三菱欧州向けコンパクトSUV「ASX」デザイン変更 MTもDCTグレードも

公開 : 2024.04.25 11:45

三菱は欧州向けコンパクトSUVである「ASX」のデザイン変更とコネクティッド機能や安全機能を強化を発表しました。1.3Lガソリンターボ+6速MT or 7速DCT/1.0Lガソリンターボ+6速MTが用意されます。

欧州市場向けコンパクトSUV

三菱の欧州事業統括会社であるミツビシ・モーターズ・ヨーロッパ・ビー・ブイは、欧州市場向けのコンパクトSUV「ASX」のフロントデザインを一新するとともに、コネクティッド機能や安全機能を強化するなど大幅改良を施し、2024年6月より欧州の一部市場で販売を開始すると発表した。

「ASX」は、アライアンスパートナーであるルノーよりOEM供給を受けるCMF-Bプラットフォームを採用した2列5人乗りのコンパクトSUVで、2023年3月に欧州で販売を開始した。

三菱新型ASX
三菱新型ASX

今回の大幅改良ではフロントフェイスを一新し、洗練されたモダンなデザインを実現するとともに、コネクティッド機能や安全機能を追加することで、利便性や安全性を高めたという。なお、新型「ASX」は2024年5月よりスペインのルノー社バリャドリード工場で生産を開始するとアナウンスしている。

新型『ASX』の主な特長

1.デザイン

新型「ASX」では、三菱のデザインアイデンティティである「ダイナミックシールド」をより強く印象付けるフロントフェイスに一新した。バンパー中央部を大胆にブラックアウト化することで「ダイナミックシールド」を強調するとともに、立体的で奥行き感のあるサテンシルバーのグリルモチーフを組み込んで一体化させることで、ダイナミックかつ堅牢な印象を両立したという。

LEDヘッドライトは、L字型とスリット状の造形を組み合わせ、洗練されたモダンな印象に仕上げ、また、ダイヤモンドカット加工を施したブラックの18インチのアルミホイールを新たに採用し、スポーティな逞しさを表現する。

2.コネクティッド機能

三菱新型ASX
三菱新型ASX

室内では10.4インチのスマートフォン連携ディスプレイオーディオを新たに採用するとともに、三菱車で初めてのグーグル搭載車として、コネクティッドサービスを充実させる。

音声で電話やメール、音楽の再生、リマインダーの設定、車内の温度調整などができるグーグルアシスタントや、ナビゲーション機能やリアルタイムの交通情報を提供するグーグルマップ、スマートフォンのように音楽やポッドキャストなどのアプリをダウンロードできるグーグルプレイを使用することが可能となった。

また、コネクティッド機能を強化する新開発のモバイルアプリ「マイ・ミツビシ・モータース」を展開する。スマートフォンから駐車位置の確認などが可能となり、日常生活での使い勝手を向上させるという。

3.安全機能

駐車可能位置を自動で検知し、車庫入れや前向き駐車、縦列駐車をサポートするパークアシストや、車両周囲の障害物などの確認を補助するアラウンドビューモニターを装備し、駐車時の安全性と利便性を高めた。また、後退時交差車両検知警報システム[RCTA]をはじめとする予防安全技術を充実させることで、快適かつ安全・安心な運転をサポートする。

4.パワートレイン

新型「ASX」では、ハイブリッドEV(HEV)モデル、マイルドハイブリッドモデル、ガソリンエンジンモデルを設定。

HEVモデルでは1.6Lガソリンエンジンに駆動用と発電用の2つのモーター、マルチモードオートマチックトランスミッションと1.2kWhの駆動用バッテリーを組み合わせる。

また、バッテリー残量を温存しながら走行する「Eセーブ」モードを新たに採用したことにより、駆動用バッテリーの充電を40%以上に保つことができるため、EV走行したい場面や、急坂などモーターによるエンジンのアシストが必要な場面に備えて、電池残量を確保しておくことが可能となる。

そのほか、1.3L直噴ガソリンターボエンジンと6速マニュアルトランスミッション或いは7速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせたマイルドハイブリッドモデル、1.0Lガソリンターボエンジンと6速マニュアルトランスミッションを組み合わせたガソリンエンジンモデルをラインアップしていると述べた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

関連テーマ

おすすめ記事

 

三菱の人気画像