
ジャパン・クラシック・オートモービル2017
2017.04.09
日本の交通の起点である日本橋を舞台にジャパン・クラシック・オートモービル2017が開催されました。今年も20台の名車が集いました。
東京都中央区の日本橋といえば、いにしえよりわが国の交通の起点とされてきた。現在の石造りの橋は1911年に架けられたもので、その架橋100年を祝して2010年より開催されているイベントが今回レポートするジャパン・クラシック・オートモービルだ。
ジャパン・クラシック・オートモービル実行委員会と名橋『日本橋』保存会が主催し、日本クラシックカークラブが監修、そして自身も熱烈なエンスージアストであるアクアリウムアーティストの木村英智氏がプロデュースするこのイベント、今年も20台の名車たちがステージとなった日本橋の上を飾った。
実は筆者が前回このイベントにお邪魔したのは2015年だったが、その時も今回のように雨が降っていた記憶がある。しかしながら臆することなく参加した名車たちは、雨粒と桜の花びらをそのボディに纏って日本橋に入ってきた。本イベントでは会場となる日本橋上の一般車両の通行を封鎖しているため、展示している車両の間近まで近寄ることができるのが特徴だ。実際、多くのカーガイたちがカメラを構えて名車たちをファインダーに捉えていたが、その一方では通行人や外国人観光客とみられる人たちがスマートフォンを向けていたのも印象的だった。通常、旧いクルマのイベントというとクローズされた場所にマニアが集まるものというイメージがあるが、パブリックな空間で開催されるジャパン・クラシック・オートモービルは、日本におけるクルマ文化というものを広く世間に知らしめるという点において、少なからぬ役割を果たしているといえよう。
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イベントは一般車両の通行が封鎖された日本橋上で行われた。
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橋の上に並べられた往年の名車たちを見学する人々で賑わった。
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橋の両詰めには地元の銘店も出店し、和菓子や海産物などが販売された。
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鳥取県からは県のマスコットであるトリピーも駆けつけた。
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1942年型 ブガッティ T13ブレシア
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1929年型 オースチン・セブン
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1931年型 フォード・モデルA
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1933年型 ロールス・ロイス・ファントムII
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1936年型 オースチン・セブン・ルビー
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1948年型 ジャガー 3 1/2リッター・サルーン
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1948年型 ランチア・アルデア・カミオンチーノ
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1953年型 フィアット 500C トッポリーノ
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1953年型 シトロエン・トラクシオンアバン 11CV レジェール
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1954年型 MG-TF
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1956年型 フォード・サンダーバード
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1957年型 フィアット 500
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1959年型 アストンマーティン DB4 シリーズ2
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1961年型 ロータス・エリート・シリーズ2
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1961年型 アルファ・ロメオ・ジュリエッタ SZ
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1965年型 シボレー・コルベット・スティングレー
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1967年型 ボルボ 122 アマゾン
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1970年型 メルセデス・ベンツ 280SL
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1971年型 シトロエン SM
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1980年型 フォルクスワーゲン・ビートル