アヴェンタドールS 2017年版に試乗 迫力は健在 時代を感じる部分も

公開 : 2017.09.28 11:40

従来型と変わらず感情的でドラマティックなアヴェンタドールSですが、ちょっと時代を感じさせる部分もでてきました。それを愛せるかどうかです。試乗記です。

もくじ

どんなクルマ?
いうなれば「アヴェンタドールMk2」
4輪操舵システム採用 セミATはそのまま

どんな感じ?
迫力は健在 ただし気になる部分も
7速セミAT、時代の進歩に追いつけず

「買い」か?
感性で選ぶならば「買い」

スペック
ランボルギーニ・アヴェンタドールSのスペック

どんなクルマ?

いうなれば「アヴェンタドールMk2」

ランボルギーニのV12エンジンを搭載し、大幅にアップデートされたアヴェンタドールS。

Sは2011年初頭リリースのサンターガタが生んだエースの進化版で、アヴェンタドールは間もなく7回目の誕生日を迎えることとなる。

実際、メカニカルな部分の更新は非常に多岐に及んでおり、一層シャープなエッジラインが与えられたエクステリアデザインも相まって、アヴェンタドールMk2とでも呼びたくなる仕上がりだ(今風の呼び方ではアヴェンタドール2.0の方が適切か)。

フロントグリル内に新しく生えた牙は、新型の最もわかりやすい識別ポイントだろう。フロント・スプリッターも一層際立たされ、結果として前部のダウンフォースは130%に増加したという。ただ、具体的な数値は示されておらず、このスプリッターの他にもフロントタイヤを地面に押し付ける要素は有ると思われる。

ボディ側面に大きく穿たれたエアインテークの形状も見直されたほか、以前はボディと同色だったリアエンドの樹脂部分は、黒色に変更されている。3ピースで構成されるマフラーも新しくなり、全体で20%の軽量化が図られた。

これらの細かな変更に加えて最高出力も向上しており、6500ccの自然吸気V12エンジンは従来型から40psほど上乗せされ、740psを発生させる。レッドゾーンは8500rpmからで、最大トルクは変わらず70.2kg-mだ。

もうひとつ、大きな変化がある。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

ランボルギーニ アヴェンタドールの人気画像