「ロードローバー」ブランド新設へ(1) 大型EVにも使用 ジャガー・ランドローバー

公開 : 2018.07.27 20:10

ライバルは、ポルシェアウディ

JLRはポルシェやアウディといったプレミアムブランドと真っ向から対決する必要がある。どちらも今後2年でラグジュアリーEVを発売する予定だからだ。

もしかするとロードローバーの最大のライバルは、2019年発売予定のアウディeトロン・スポーツバックかもしれない。同じく四輪駆動で、航続距離も483km以上となるからだ。

ロードローバーが独自のデザイン言語を持つかどうかについての情報はまだない。しかし、おそらくヴェラールのようなピンと張り詰めたクリーンさを強調し、ほかのハイエンドな電動SUVよりもシューティングブレークの要素を持つデザインとなるのだろう。

新型XJとロードローバーは、ジャガーIペイスとともに、JLRがカリフォルニア州の厳しいゼロエミッションビークル(ZEV)販売目標を達成する要となる存在だ。

ZEVプログラムは複雑な計算結果に基づいており、うまくいけば2025年までに、少なくとも150万台のEVや水素燃料車がカリフォルニアの街を走ることになる。JLRの場合、2025年までに販売するうちの16%から25%が電動自動車である必要がある。さらに、カリフォルニア以外の少なくとも9つの州がカリフォルニア州のZEVプランを採用したから、自動車産業にかかる圧力は増す一方だ。

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