「ロードローバー」ブランド新設へ(1) 大型EVにも使用 ジャガー・ランドローバー

公開 : 2018.07.27 20:10

EV戦略 ロードローバーはXJと並行開発

2014年。当時エンジニアリング・ディレクターだったヴォルフガング・ジーバートがJLRの電動化プランに大きな影響を与えている。ジーバートはEV市場が市街地向けの小型車と、「富裕層向けのセカンドカーやサードカー」に分かれると予想していたのだ。彼は後者がJLRにとってのチャンスであり、米国や中国市場を狙ったジャガーXJクラスのものを作ろうと提案。

AUTOCARでは、最初のロードローバーモデルは次世代XJと並行して開発を進行すると考えている。どちらもアルミニウム製の新世代アーキテクチャーをベースに、バッテリーと内燃機関を搭載できるよう設計されているようだ。

新型XJとロードローバーはどちらもピュアEVで、2機のモーターとオンデマンド式四輪駆動システムを搭載するだろう。ロードローバーは究極のラグジュアリーを強調した存在で(現在Sクラスが大成功を収めていることからも分かる通り、SUVはスーパーラグジュアリーサルーンに取って代わってはいないようだ)、あらゆる路面状況に対応する車高調整機構を持つと予想される。航続距離は少なくとも483kmは確保され、0-96km/h加速は5秒以下となるだろう。
 

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