アストン マーティンDB11 AMR初試乗 V12エンジン搭載 アストンに求めるすべて

2018.08.21

サマリー

V12エンジンを搭載したアストン マーティンDB11 AMR。実用性の面ではベントレー・コンチネンタルGTやフェラーリGTC4ルッソには及ばないものの、グランドツアラーとして素晴らしい高速走行性能を獲得しています。その仕上がりを、自然豊かな英国南西部のウェールズで確かめました。

もくじ

どんなクルマ?
理想に近づいたDB11
どんな感じ?
早起きしてでも味わいたい
ベントレーやフェラーリには真似できない
逃れられない2tの車重
V12ならではのグランドツアラー
「買い」か?
アストンに求めるすべてを備えた
スペック
アストン マーティンDB11 AMRのスペック

どんなクルマ?

理想に近づいたDB11

2016年に発表されたアストン マーティンDB11は、新しい経営陣にとっては、豪華な家具が揃った素晴らしい引越し先を得たようなものだった。といっても、間取りを好み通りに設計することは、難しかったのだろう。全般的には優れた仕上がりで、充分納得できるレベルではあるものの、改善したほうがいい、と感じる箇所は少なからずあった。例えるなら、完璧だったキッチンを取り払い、欲望のままにホームシアターを装備してしまった、とでもいうだろうか。

アストン マーティン社長兼最高経営責任者(CEO)のDr.アンディ・パーマーと、経営陣が就任した時点で、開発の大半が終了していたわけではないにしろ、プロジェクトの大枠での形は決まっていたのだ。その結果、もともとのDB11 V12はすでに販売を終了した一方で、DB11 V8は、メルセデス-AMG製のエンジンを単に搭載した以上の、高い仕上がりを得たクルマになった。


そして、今回登場したAMR仕様は、理想に近づけるため、V8モデルに多岐にわたる新規開発・変更を加えながら、美しい音色を響かせるアストン マーティン製のV12エンジンを搭載したモデル。

V12エンジンは従来型より30psを加算。ソフトウエアの変更によって、最高出力は639psにまで達する。スポーツモードでのエグゾーストノートも、一層魅力的なものになっている。サスペンションブッシュは改良が施され、フロントのアンチロールバーの直径は太くなり、ダンパーのセッティングも見直された。

このクルマの最も重要な変更点が、新しく装備された鍛造ホイール。1輪あたり3.5kgもの軽量化を果たしており、ばね下重量を軽減しているだけでなく、V8モデルよりも車重も軽くなっている。高く評価するべき点といえるだろう。

 
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