ポルシェ356 ホリディ イン 甲府 2018 Part-1

2018.10.6

ポルシェ356クラブ・オブ・ジャパン最大の全国イベントとなる「ポルシェ356 ホリディ」が甲府を中心としたエリアで開催されました。全国から356など58台ものポルシェが集まり、日本とは思えぬ素晴らしい光景の中で存分に楽しんでいたようです。

text:Kazuhide Ueno (上野和秀) 
photo:Keisuke Maeda (前田惠介)、Kazuhide Ueno (上野和秀)

ポルシェ356クラブ・オブ・ジャパン最大の全国イベント

ポルシェ社設立70周年の記念すべき年に、ポルシェAG公認のオーナーズ・クラブであるポルシェ356クラブ・オブ・ジャパンにとって最大の全国イベントとである「ポルシェ356 ホリディ」が10月6〜7日に開催された。今年は「ポルシェ356 ホリディ」の30周年の年でもあり、担当する関東支部のプロデュースにも力が入り、甲府を中心とした甲斐路を舞台にして盛大に行われた。

ここ数週間の週末は台風の来襲により数多くのクルマ関係のイベントが中止を余儀なくされたが、「ポルシェ356 ホリディ」はメンバーの日頃の行いが良かったのか10月ながら夏を思わせる好天に恵まれた。

甲府の舞鶴城に356を展示

1日目は常磐ホテルで受付後にメイン会場となる甲府駅近くにある舞鶴城公園の自由広場に移動。城壁に囲まれた広場では356がタイプごとに並べられ、オーナーにとっては夢のような光景が広がった。

同時にコンクール・デレガンスの審査が行われ、ポルシェ356のすべてを知る審査員により厳選なチェックが行われた。ジャッジが始まると参加者は車載工具などをショーアップして審査を待ち、審査員の厳しい質問に答えていた。

このコンクール・デレガンスは単なるプログラムではなく、メンバーにオリジナルを保つことやコンディションを意識させる役目も果たしており、実際に所有する356のクオリティを高めることに貢献している。

午後はショート・ツーリング

昼食後は記念撮影を行ったのち、笛吹川フルーツ公園までのショート・ツーリング。市街地を離れると気持ちの良いワインディングロードが出現し、眼下には甲府盆地が広がる素晴らしい光景を楽しみながらドライブを楽しんだ。宿となる常磐ホテルに到着後は玄関前に356をズラリと駐車させ、ここでもオーナーにとっては応えられない光景が出現し、カメラを向けるメンバーが絶えなかった。

ナイトパーティにはサプライズが

夜はドレスアップしてナイトパーティへ。開会の辞に続き、常磐ホテル名物のマグロの解体ショーが用意されて、普段なかなか見られないものだけに大いに盛り上がり、捌きたての生マグロがふるまわれた。

今回都合が付かず欠席になってしまったポルシェAGエクスペリエシャル・マーケティング・コミュニティ・マーネジメント担当スペシャリストのマティアス・メナー氏とポルシェ・ジャパン七五三木 敏幸社長からのビデオレターが上映され、続いてアメリカの356レジストリーのケン・イトウ氏が祝辞を述べた。

ポルシェAGから鈴木会長には356でドイツまでの陸路の旅を称え、ツアーの足跡を記録した額装の記念品が贈られ、アメリカのポルシェ356レジストリーから今回も参加していただいたケン・イトウ氏からツッフェンハウゼン賞としてコカ・コーラのボトルから作られたプラークが鈴木会長に手渡された。

続いてコンクール・デレガンスの総評と結果発表が行われ、受賞には壇上でトロフィーと副賞が贈られた。このあとは数多くの楽しい特別賞が発表され、受賞者の名が読み上げられるたびに歓声があがった。

今回は鈴木会長がドイツ本社で開かれる70周年記念イベントに参加するために356を駆り陸路で会場を目指した際の旅日記が、写真と各地でのエピソードが披露された。

20枚の写真でみる詳細レポートは、記事下の「すべての画像をみる」で公開中。

記事に関わった人々

  • 前田惠介

    Keisuke Maeda

    1962年生まれ。はじめて買ったクルマは、ジムニーSJ30F。自動車メーカーのカタログを撮影する会社に5年間勤務。スタジオ撮影のノウハウを会得後独立。自動車関連の撮影のほか、現在、湘南で地元密着型の写真館を営業中。今の愛車はスズキ・ジムニー(JB23)

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