BMW X5とX7 M50iが登場 4.4ℓV8ツインターボ、530psを発生

公開 : 2019.05.27 10:05

BMW X5とX7の「Mパフォーマンス」モデルが発表されました。4.4ℓV8エンジンは530psに引き上げられ、サスペンションや電子制御デバイス、内外装にも多数のスポーティな改良が施されています。

もくじ

既存の50iより68psアップ
100%後輪駆動にもなる四輪駆動システム搭載
2020年にはさらにパワフルなMモデルの登場も

既存の50iより68psアップ

BMWが、現行型X5とX7の「Mパフォーマンス」仕様を発表した。英国では2019年の第4四半期に発売される予定だ。

どちらもM50iと名付けられた2台のSUVは、BMWの4.4ℓツインターボ・ガソリンV8エンジンを搭載。最高出力530psと最大トルク75.6kg-mを発生する。既存のxドライブ50i仕様から、68psと9.3kg-m引き上げられた。

このアップデートされたエンジンは、改良を受けたアルミニウム製ブロックにより強度が向上。ブースト圧が高められた。ピストンはグラファイトを含有したレジンでコーティングされ、クランクシャフトにはダンパーが組み込まれている。トランスミッションはトルクコンバーター式の8速オートマチックが組み合わされ、専用に電子制御プログラムを調整したローンチコントロール機能も備わる。

100%後輪駆動にもなる四輪駆動システム搭載

市場を拡げつつあるプレミアム・スポーツSUVクラスに加わったこれらのモデルには、後輪駆動をベースにしたxドライブ四輪駆動システムと、ダイナミック・スタビリティ・コントロールと協調して作動する電子制御Mスポーツ・ディファレンシャルが搭載される。走行状況によって最大100%の駆動力を後輪のみに送ることができる。

X5とX7の最高性能モデルとなる2台の車両重量はまだ公式に発表されていないものの、0-100km/h加速はX5 M50iが4.1秒、X7 M50iが4.5秒。最高速度はどちらも250km/hでリミッターが作動する。比較のために挙げると、X5 xドライブ50iの0-100km/h加速は4.7秒、X7 xドライブ50iは5.4秒だ。

前ダブルウィッシュボーン、後マルチリンク式のサスペンションは、新たにチューニングが施され、専用のブッシュや固められたスプリングとダンパーを装備。ホイールは20インチが標準で、オプションとして21インチと22インチも用意される。

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