ジャパン・クラシック・オートモービル 2019 日本橋を名車が彩る春の日

2.19.4.7

東京のど真ん中で行われるクラシックカー・イベント、ジャパン・クラシック・オートモービルが開催。架橋108周年を迎える日本橋の上は、1日限りのミュージアムに。

text & photo:Kouzou Ebizuka(海老塚 構造)

桜咲く名橋・日本橋に名車たちが集う

桜咲くころに名橋・日本橋にクラシックカーたちが集うイベント、ジャパン・クラシック・オートモービルが今年も開催された。2010年より続くこのイベントは、わが国の経済・文化・交通の要所である日本橋の架橋108周年を祝う、第26回春の名橋「日本橋」まつりの一部として開催された。

朝から橋上の通行が止められイベント会場と化した日本橋は、両詰めに地元の商店や関係団体などの出店が並び、早くも賑わいを見せていたが、11時頃に開会セレモニーに続いて名車たちが歓声を持って迎えられると、開放された橋上はギャラリーで埋め尽くされた。

バラエティに富んだ名車を都内で見るチャンス

本イベントは自らも高名なエンスージァストでもあるアクアリウム・アーティストの木村英智氏がプロデュース、日本クラシックカークラブが監修しているということもあり、希少性・歴史的価値の高いクラシックカーが多く参加することでも知られている。今回も旧くは1924年 ブガッティT13ブレシアや1929年 アミルカーCGSsから1954年 ランチア・アッピア・ベルリーナ、1961年 ファセル・ヴェガ・ファセリアF2B、1975年 マセラティ・カムシン、そして参加車の中では最新となる1987年のアストンマーティンV8ザガートに至るまで、クルマ好きを自認していてもそうそうお目にはかかれない43台のクルマたちが揃った。またその中には、1952年 ダットサン・スポーツDC-3に1955年 トヨペット・クラウン、1967年 トヨタ2000GTなどの日本が誇る名車たちも11台が名を連ね、多くのギャラリーの目を惹いていた。

来年は10回目を迎えるというジャパン・クラシック・オートモービル。旧いものを文化として大切にしていく素晴らしいイベントとして、この橋のように歴史を積み重ねていってもらいたいものである。

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