【コロナ禍なのに……】レクサスIS/GRヤリス/マスタング・マッハ1 この時期に派手な新車情報、増えた背景

公開 : 2020.06.06 05:50  更新 : 2021.03.05 18:45

足元での量産の動きとは別に、5月後半になって、2020年秋以降での発売予定の新型車関連ニュースが増えてきました。富裕層が支持するモデルから投入する姿勢は、各社、リーマンショック後の動きと似ています。

もくじ

コロナ禍 派手な新車情報が相次ぐ
最近デビューしたモデル 三車三様
リーマンショック後と同じ攻め方か?
3モデル もう1つの共通点がある

コロナ禍 派手な新車情報が相次ぐ

text:Kenji Momota(桃田健史)

日本市場向けでは、トヨタ・ハリアーやダイハツ・タフトが、今年(2020年)6月の発売を前に人気が上昇している。

ハリアーについては6月上旬にサーキットでのプロトタイプ試乗会が開催され、ネット上には関連記事が多数見受けられる。

トヨタGRヤリス(上)/フォード・マスタング・マッハ1(下)
トヨタGRヤリス(上)/フォード・マスタング・マッハ1(下)    トヨタ/フォード

こうした足元での量産の動きとは別に、5月後半になって、今年秋以降での発売予定の新型車関連ニュースも増えてきた印象がある。

例えば、レクサスはISのティザー画像を公開し、6月10日にはオンラインでのビックマイチェンと見られる発表が行われる。

トヨタでは、9月発売予定のGRヤリスに関するラインナップの全容が明らかになった。

そのほか、フォードがマスタングに往年のマッハ1復活を公表した。

いずれも、新型コロナウイルス拡大の影響が感染者数や感染者数の増加率の上でピークを過ぎたとの報道がなされ、それにより社会活動が再開に向けて動き出したタイミングでの発表となっている。

各モデルとも、当初計画していた発表のスケジュールからは大幅に遅れており、世の中の流れを鑑みて、同じようなタイミングになったといえる。

別の見方をすると、これら3モデルには共通点があるように思える。

そこには、世界的な市場回復に向けたメーカー各社共通の思惑があるのではないだろうか。

最近デビューしたモデル 三車三様

では、3モデルそれぞれについて見ていこう。

レクサスIS

レクサスISは7年ぶりのモデルチェンジとなるが、フルモデルチェンジなのか、それともビックマイナーチェンジなのか?

レクサスISの予告画像
レクサスISの予告画像    レクサス

どちらにしても、新ISの方向性としてはさらに尖ったセダンで間違いない。

ISは第二世代以降、GSと顧客がかぶり始め、さらに新型ESにISから顧客が流れるようになった。GS廃止決定を受けて、ISの使命は走りのパフォーマンス性のさらなる進化に他ならない。ISは次世代レクサスの攻めの姿勢の筆頭だ。

トヨタGRヤリス

GRヤリスは、トヨタの企業としての攻めの姿勢を象徴する逸品だ。

トヨタとして、実戦を踏まえたハイパフォーマンス量産車の在り方を、豊田章男社長らトヨタ幹部がかなり前から検討していたふしがある。

そうした考え方が加速したのは、スバル(当時の富士重工)と共同で86/BRZの製品企画を本格化させたころだといえる。

2015年の東京モーターショーでは、豊田社長がスバルブースを訪れ、STIのコンプリートカーS207の前で開発担当者と話し込んでいた。

実戦で培われた技術ブランドについて、スバルのモノづくりの姿勢を讃えていた。

この時すでに、世界戦略車ヤリスによるWRC復活は決まっており、つまりはGRヤリスの基本構想もあったに違いない。

次に、マスタング・マッハ1だ。

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