【知床をクラシックカーで】トロフェオ・タツィオ・ヌヴォラーリ、万全の感染対策で開催

公開 : 2020.10.15 11:54  更新 : 2021.03.05 21:42

恒例のトロフェオ・タツィオ・ヌヴォラーリはコロナ禍の影響で延期になっていましたが、万全の感染対策を施して開催されました。今年は道東を巡る1100kmものハードなラリーで、古今東西のクラシックカーが挑みました。

もくじ

ヌヴォラーリを称えるクラシックカー・ラリー
万全の感染対策を施して開催に
バラエティに富んだモデルが参加
今回は道東ルートで
優勝はベントレーを駆る二宮組

ヌヴォラーリを称えるクラシックカー・ラリー

text:Kauhide Ueno(上野和秀)
photo:Asuka Igarashi(五十嵐飛鳥)

レース好きでアルファ・ロメオやフェラーリの歴史を紐解いた方にとって、永遠のヒーローとして崇められているドライバーがタツィオ・ヌヴォラーリだ。

エンツォ・フェラーリに認められ戦前のスクーデリア・フェラーリではアルファ・ロメオを駆って大活躍し、戦後も輝かしい戦歴を残した。今では当たり前になったドリフト走行を編み出し、常に全力でサーキットを駆け抜けることから、親しみを込めて「空飛ぶマントヴァ人」と呼ばれた。

北海道はもう秋真っ只中。イベントには絶好の時期だ。全国から貴重なクラシックカーが集まった。
北海道はもう秋真っ只中。イベントには絶好の時期だ。全国から貴重なクラシックカーが集まった。    五十嵐飛鳥

ヌヴォラーリの功績を讃えてイタリアで活動するのがグランプレミオ・タツィオ・ヌヴォラーリを統括するマントヴァ・コルセとACIマントヴァだ。両グループ公認のクラブとして日本で活動するのが、スクーデリア・タツィオ・ヌヴォラーリ・アジア(STNA)である。

そのSTNAが日本で開くクラシックカー・ラリーが、トロフェオ・タツィオ・ヌヴォラーリ(TTN)だ。雄大な北海道を舞台に2000年から行われているもので、今年は20回記念大会として盛大に開かれる予定だった。

万全の感染対策を施して開催に

しかし新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、7月に予定されていた20回記念大会は延期になってしまう。その後、感染の拡大が一段落したことから、検温や消毒、参加者同士のソーシャル・ディスタンスを確保することで、3か月遅れでの開催が決定された。

密になるランチは弁当に、ナイトパーティは中止となるなど参加者には寂しいが、TTNの灯を絶やさぬことを優先して、万全の感染対策を施して開催にこぎつけた。

北海道ならではの雄大な光景を楽しみながらドライブを楽しめるのが、トロフェオ・タツィオ・ヌヴォラーリの魅力だ。
北海道ならではの雄大な光景を楽しみながらドライブを楽しめるのが、トロフェオ・タツィオ・ヌヴォラーリの魅力だ。    五十嵐飛鳥

このような対策を施すとともに、これまでより規模を縮小して特別大会の「2020トロフェオ・タツィオ・ヌヴォラーリ・ツアー・アドベントゥーラ」として10月2〜4日に開かれることとなった。

なお20回記念大会は次回に持ち越され、新型コロナウイルス感染症が終息すれば2021年にこれまで以上の規模での開催が予定されているという。

バラエティに富んだモデルが参加

今回は規模を縮小したこともあり参加は10台に留まったが、1923年フォード・モデルT、そして1935年ベントレー3.5Lという2台の戦前車が本州からやって来た。

TTNらしくアルファ・ロメオは1967年ジュリアSSと1967年スパイダー・デュエットが姿を見せ、ランチア・フルヴィア・スポルト・ザガート、1968年フィアット・アバルトOT1300/124といったマニアックなイタリア車が集結した。

参加車は1923年フォード・モデルTからマツダ・コスモ・スポーツまで古今東西の名車たちが集まった。
参加車は1923年フォード・モデルTからマツダ・コスモ・スポーツまで古今東西の名車たちが集まった。    五十嵐飛鳥

このほか1959年トライアンフTR2、1968年ポルシェ912に加え1969年マツダ・コスモ・スポーツと1967年ホンダS800クーペという日本車も加わるなど、バラエティに富んだモデルが集まった。

また3日目のトンデンファームには、1デイでの参加車が合流した。その顔触れは1984年ランボルギーニ・カウンタック、1966年フィアット・ジャンニーニ590GTコルサ、1970年シトロエンDS21、1978年ロータス・エスプリS2、1989年ユーノス・ロードスターというマニアックな5台。

ツアーのフィナーレとなる江別でのフィニッシュ・シーンを盛り上げてくれた。

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