【V12フロンドミドシップ】フェラーリ初のSUV「プロサングエ」 プロトタイプ発見 2022年発表

公開 : 2021.02.10 06:05

フェラーリ初のSUV「プロサングエ」のプロトタイプが目撃されました。レヴァンテのボディを装着しています。

走行テスト中のプロトタイプ発見

text:Mark Tisshaw(マーク・ティショー)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

フェラーリは2022年にパフォーマンスSUVを導入する計画を進めているが、AUTOCARのスパイカメラマンがプライベートテスト施設で走行中のプロトタイプを捉えた。

最初に公開されたプロトタイプと同様に、この最新のテスト車両は、マセラティ・レヴァンテをベースにしたボディを採用しているようだ。ただし、これは最終的な生産仕様のデザインを示すものではない。

目撃されたプロサングエのプロトタイプ
目撃されたプロサングエのプロトタイプ    AUTOCAR

とはいえ、新しいレベルの快適性、インテリアデザイン、室内空間をフェラーリに提供するというこのモデルの意図は見られる。レヴァンテよりもかなり低い位置にあるボディに、エンジンが配置されている場所に膨らみのある長いボンネットを採用している。

このスタイルは、フェラーリ初のSUVがフロントミドエンジンになるというAUTOCARの予想と一致する。ボンネットの膨らみは、大排気量エンジン(おそらくV12)が搭載されることを示唆している。4本のエグゾーストは、V12エンジンを搭載したGTC4ルッソや812のものと似ているように見える。

新型SUVは、コードネーム「プロサングエ」(サラブレッドの意)として開発されており、アストン マーティンDBX、ベントレー・ベンテイガ、ランボルギーニ・ウルス、ロールス・ロイス・カリナンなどとは異なるポジショニングにより、ライバルとの差別化が図られるだろう。

フェラーリの新分野を開拓

内部的には「175」とも呼ばれているプロサングエは、昨年発表された15台のニューモデルのうちの1台で、2023年までに発売される予定だ。

これらのニューモデルは2つの専用アーキテクチャーをベースに作られる。1つはF8トリブートのようなミドエンジンのスーパーカー用、もう1つはプロサングエを含むフロントミドエンジンのGTスタイルのモデル用となっている。

目撃されたプロサングエのプロトタイプ
目撃されたプロサングエのプロトタイプ    AUTOCAR

フェラーリのマイケル・ライターズ最高技術責任者は独占インタビューで、「このクルマと技術的なコンセプトには確信を持っています」と明かした。

「一方は本物のSUVであり、SUVのお客様を納得させるコンセプトとパッケージを持っていますが、他方では既存のSUVとの大きな差別化コンセプトがあります」

このコンセプトは、フォルクスワーゲン・トゥアレグやアウディQ7に由来するMLBプラットフォームをベンテイガやウルスが使用しているような、グループで共有されているものとは対照的に、専用のアーキテクチャーをミックスするフェラーリの思想に基づいている。

このアーキテクチャーは、フェラーリに期待されるパフォーマンスだけでなく、SUVならではの室内スペースや快適性、ユーザーフレンドリーなキャビンを実現するものだ。

ライターズは次のように語っている。

「課題は、フェラーリの新しい分野を開拓することです。わたし達は常にシャープなポジショニングを持っています。それは、特定の要素に焦点を絞ってクルマを開発し、ある種のトレードオフを行うのです」

「ここでは、全く異なるトレードオフが必要になります。わたし達は全く新しいエンジニアリングの課題を抱えることになるでしょう」

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