【日本発売】トヨタ新型ランドクルーザー300 価格/GRスポーツ/内装/サイズを解説

公開 : 2021.08.02 13:30

新型ランドクルーザー パワートレイン

従来型の200系ではV8エンジンも搭載されていたのだが、新型の300系では日本仕様は2種のV6ツインターボを新開発して搭載した。

ガソリンエンジンは、TNGAの思想に基づきランドクルーザー伝統の信頼性を継承した、3.5Lのインタークーラー付きV6ツインターボ「V35A-FTS型」。最高出力は415ps/5200rpm、最大トルクは66.3kg-m/2000-3600rpmを発生。

新型トヨタ・ランドクルーザーのトランク
新型トヨタ・ランドクルーザーのトランク    トヨタ

マルチホール直噴インジェクター付きD-4STの採用やロングストローク化、バルブ挟角の最適配置による高速燃焼と高効率ツインターボが、力強い低速トルクと優れた過給レスポンスを生み出している。

ディーゼルエンジンは、3.3Lのインタークーラー付きV6ツインターボ「F33A-FTV型」。ピストン燃焼室、吸気ポート、インジェクターといったエンジン各部の構造を最適化し、最高出力は309ps/4000rpm、最大トルクは71.4kg-m/1600-2600rpmを発生。

新採用の可変ノズル付き2ウェイ・ツインターボにより、低速域ではシングルターボの高レスポンスによる力強い加速、高速域ではツインターボの大吸気量によるのびやかな加速に寄与。あらゆるシーンで爽快な加速感をもたらす過給性能を実現した。

トランスミッションは、いずれも発進時を除くほぼ全域でロックアップを作動させ、ダイレクトなシフトフィーリングを実現したダイレクトシフト10速AT。10速化により、ギアステップのクロス化とギアレシオ全体のワイドレンジ化を実現。心地良い走りのリズムと、高速燃費の改善、発進加速・オフロード性能の向上も果たしている。

また、ガソリンとディーゼルそれぞれのエンジンに合わせて、駆動力特性と変速タイミングの最適化も図られている。

新型ランドクルーザー 装備

安心・安全装備や快適装備も、トヨタのクロスカントリー4WDのフラッグシップにふさわしいものだ。

セキュリティ面では、トヨタ初の指紋認証スタートスイッチを採用。日本でも海外でも盗難の多いランドクルーザーゆえの装備だろう。

新型トヨタ・ランドクルーザーの指紋認証スタートスイッチ
新型トヨタ・ランドクルーザーの指紋認証スタートスイッチ    トヨタ

スタートスイッチ中央に指紋センサーを採用し、スマートキーを携帯し、ブレーキを踏みながらスタートスイッチ上の指紋センサーにタッチすると、車両に登録された指紋情報と照合。指紋情報が一致しなければ、エンジンが始動しない機構だ。

安全装備では、先進機能を付与した最新の予防安全パッケージ「トヨタ・セーフティセンス」や、定速走行時の衝突被害軽減に寄与する「パーキングサポートブレーキ」、アクセルの踏みすぎや踏み間違いを検知するとクルマの加速を抑制する「プラスサポート」、リアウオッシャースイッチと連動してバックカメラの汚れを落とす「カメラ洗浄機能」、降車時の危険も知らせる「ブラインドスポットモニター」などが設定されている。

快適装備では、快適温熱シートとシートベンチレーションをフロントシートに加えセカンドシートにも採用。

車室内を快適な空気環境に導く「ナノイーX」や12.3インチのワイドタッチディスプレイ、両開き機構を採用したセンターコンソールボックス、ペット飲料などを保冷できるクールボックス、ハンズフリーバックドアなど、グレードによる違いや一部オプションもあるが、きわめて充実している。

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