V6ツインターボHVを全車に搭載

2023年モデルの新型セコイアは、伝統ある車名にふさわしい力強い外観、快適性、先進技術、そして性能と効率を完璧に調和させているという。

この3列シートの大型SUVは、今夏の終わり頃に北米市場での発売が予定されている。

完全に新設計されたこの3代目セコイアは、「全く新しいSUV」に相応しいクルマだとのことだ。

タンドラにも使われているパワフルなV6ツインターボ・ハイブリッドであるiフォース・マックスが全グレードに搭載され、443psと80.6kg-mを発生する。

このパワートレインはエンジンと10速ATの間のベルハウジング内にモータージェネレーターを搭載するものだ。ヘビーデューティーにも対応しながら、燃費性能を大幅に改善しているという。

ハンドリングと乗り心地が向上

フルサイズSUV市場で求められる多くの条件を満たすため、タンドラやランドクルーザーと同じボディ・オン・フレームのシャシーが採用されている。

また独立式フロントサスペンションと新しい電動パワーステアリングの採用により、ステアフィールが向上しているという。

リアはマルチリンク式サスペンションにより滑らかな乗り心地を追求したとのことだ。

牽引能力も先代モデルから26%向上し、最大4300kgまでの牽引が可能となっている。

また一般的なドライバーにとって牽引時には不安がつきものだが、トウテック・パッケージにより後退時のステアリング操作を支援する機能が与えられている。

ドライブモードも複数設定

ドライバーの好みに応じてドライブモードを変更することもでき、エコ、ノーマル、スポーツの3種類が標準で用意される。

エアサスペンションおよびアダプティブ・バリアブル・サスペンションを選択すると、コンフォート、スポーツ・プラス、カスタムのモードが追加される。

スポーツやスポーツ・プラス選択時にはパワートレインはモーターの瞬発力を最大限に活かす設定となる。

低速域ではモーターが主役だが、時速30km/h超ではガソリンエンジンが主役となり優れた性能を発揮するとのことだ。

5つのグレード　オフロードモデルも

この新型セコイアには、SR5、リミテッド、プラチナム、TRDプロ、そして新しいキャップストーンと呼ばれる5つのグレードが設定される。

TRDプロには専用のTRDライトバーとマーカーライトをグリル上部に埋め込んだ伝統的な「TOYOTA」グリルが与えられる。

またオフセットを拡大してワイドなスタンスを実現した専用のブラック塗装された18インチホイールを装備する。

さらにTRD製デュアルエグゾーストにより、特別なサウンドと視覚的アピールをもたらすとのことだ。

画像　トヨタ製SUVを比べる　日本未発売モデルも　全101枚