yamaとキタニタツヤが共演 ヒョンデ・コナのジャパン・ローンチで、何かが始まりそう!

公開 : 2023.09.28 22:12  更新 : 2023.09.29 01:40

アーティストの「yama」と「キタニタツヤ」が初コラボ。シークレットライブのステージを彩るのは、ヒョンデの新型BEV「コナ」でした。

水曜の19時半 都内某所でライブ開演

週半ばの19時なんて、長いトンネルの道半ばといった気分だけれど、この夜は違った。

シークレットライブの会場には、yamaとキタニタツヤの初めての共演を見ようと1000人のファンがすし詰めになっている。

「KONA MUSIC LIVE 憧れのままに presented by Hyundai」に展示されたヒョンデ・コナ
「KONA MUSIC LIVE 憧れのままに presented by Hyundai」に展示されたヒョンデ・コナ    宮澤佳久

このイベントは、ヒョンデの新型BEV「コナ」のジャパンローンチも兼ねており、ステージの両脇には鮮やかなイエローの1台と、ブルーの車両が配置されていた。

会場の入口には深みのあるレッドのコナも並んでいて、ステージ全体がパレットのように見える。

その背後には、80年代の日本のポップカルチャーを再解釈したネオンやグラフィックを配し、未来的なコナのデザインを引き立てる。

聞けばここに並ぶのは、すべて日本仕様で買うことができるボディカラーであるという。

ステージの明かりを、電気自動車が給電?

ステージ両脇の2台がヘッドライトを点灯させると、yamaが登場し1曲目がスタート。クルマの電飾が曲のリズムに合わせて点滅する演出は新鮮だ。

ニコニコ動画で活動していた頃にカバーしていたキタニタツヤの「記憶の水槽」も披露された。「4年前にカバーさせてもらって、まさかご本人の前で歌うことになるとは。緊張しています」と、今夜の舞台への想いを語るyama。

yamaとキタニタツヤの初コラボが実現。この日のセットリストは、 M1「春を告げる」/yama M2「記憶の水槽」/yama M3「青のすみか」/キタニタツヤ M4「悪魔の踊り方」/キタニタツヤ M5「憧れのままに」/yama × キタニタツヤ。
yamaとキタニタツヤの初コラボが実現。この日のセットリストは、 M1「春を告げる」/yama M2「記憶の水槽」/yama M3「青のすみか」/キタニタツヤ M4「悪魔の踊り方」/キタニタツヤ M5「憧れのままに」/yama × キタニタツヤ。    宮澤佳久

続いて登壇したキタニタツヤは、ブルーのコナに近づくとフロントのフラップを開き、V2Lアダプターを繋ぐ。

すると、クルマから電力を得たステージのライトが一斉に灯り、演奏がスタート。赤く激しいライティングに彩られ、力強いパフォーマンスでオーディエンスを魅了していく。

最後の曲は「コナ」の日本発売に先駆けてヒョンデ、yama、キタニタツヤがコラボレーションして制作した「憧れのままに」。この新型BEVのイメージソングとしてCMにも使われている。

途中のMCでは、開演の前に2人でコナをドライブしていたことも明かされた。

「すごく速い。それに車内がけっこう広いのでドラムセットも運べそう」とBEVならではの魅力に気づいたようだ。

色褪せない作品、若い世代を惹きつける!

この日は開場のときから、オメガトライブやYMOがBGMで流れていた。

すぐ傍にいた長髪の男性が、「イエローマジックをこんな大きな音で聞くのは久しぶりだよ」と興奮気味に話すのを見て、ポップカルチャーと未来的なBEVの組み合わせには、“懐かしさと新しさの共演”に似た魅力があると気づかされる。

80年代のポップカルチャーを再解釈したネオンと電気自動車の共演。展示車両の一番人気はこちらのレッドの車両だった。
80年代のポップカルチャーを再解釈したネオンと電気自動車の共演。展示車両の一番人気はこちらのレッドの車両だった。    宮澤佳久

ステージが終わり、会場をあとにするオーディエンスが足を止めていたのが、シティポップ調のネオンに照らされたレッドの車両。若い女性たちがスマホのシャッターをしきりに切っていた。

ヒョンデ・コナのような新しい世界観のモデルは、これまでのクルマ好きと異なる意外なところで浸透して行くように思えた夜だった。

記事に関わった人々

  • 撮影

    宮澤佳久

    Yoshihisa Miyazawa

    1963年生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、スタジオ、個人写真家の助手を経て、1989年に独立。人物撮影を中心に、雑誌/広告/カタログ/ウェブ媒体などで撮影。大のクルマ好きでありながら、仕事柄、荷物が多く積める実用車ばかり乗り継いできた。遅咲きデビューの自動車専門誌。多様な被写体を撮ってきた経験を活かしつつ、老体に鞭を打ち日々奮闘中。
  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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