ポルシェ356のリアショック交換は大変でした

佐藤自動車工業の佐藤です。
ポルシェ356は「最も新しいモデル」でも1965年式ですから、今年で60歳となりました。
日本に初めて輸入されたディーラー車が1953年式ですので、そうなると年長さんは72歳です。
しかし機構的にはまだ働きざかり、ということでショックアブソーバーの交換です。
ショックアブソーバーはサーキットでは3年も使えたら立派なものです。
一般公道では10年単位の部品です。今回交換の依頼をいただきました。

何事もなければ上下のボルト・ナットを外せば交換は易しいのですが…
今回作業する356は、どうやら初めましての難しい年代物でした。
上部ナットが溶接並みに固着していたため、シャフトを切断して交換することにしました。

取り付け部は、いやはや狭い!
エンジンルームの横で引火が怖いためプラズマ切断機は使えません。
そこでサンダーを3種類使って削ってゆき、最後は小さいカッターで切断です。
オリジナルタイプのコニショックが付いていました。

ショック上側には2個のブッシュが上下サンドイッチで付いています。
左は上側、右は下側で重量がかかるブッシュですが、変形具合がサイコーでした。
もともとは、まったく同じ形状のブッシュでしたが、立場の違いでこうなりました。
おそらく20年(それ以上?)のお勤めでしょうか。お疲れさまでした。

取り付けは新品ですので、あっという間に出来上がりました。
これでポルシェ356本来の乗り味が復活です。
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