タイプ527が356エンジンの原点となりました
佐藤自動車工業所の佐藤です。
1951年10月からのタイプ527が356エンジンの原点となります。
エンジンのほとんどが新設計のポルシェ製になり、VWとは全く違うものとなりました。
タペットやカムギアなどの性能に直結しない部品は、VW部品が残されています。
これらは912まで取り付け寸法は同じです。
タイプ527からポルシェ製のクランクシャフトとコンロッドが採用されました。
その取り付け寸法については、こちらも912エンジンまで継続していきます。
クランクのストローク(ピストンの上下幅)80mmは、912と同じです。
ちなみに527エンジンを載せた356から、初めて200km/hの速度計が採用されました。
小型車として世界初だそうです。

写真は発展型となる1953年タイプ528エンジン 1500ccから70hpを発揮
初期のグミュント時代と比べると、変わっていないところが少ないのでご注意ください。
年数でいえば1950年から51年10月までの2年ほどで、あっと言う間に進化しています。
空冷エアハウジング、ディストリビューター関係、ジェネレーターとレギュレターなどは継続。
しかし、その他の部分はエンジン下部の鉄製トレイまで、全てに変更がありました。
一見すると、キャブレター周りのリンクとエアクリーナーが違います。
目に付くオイルフィルターは、この時代はオプションでした。
そのため付いていないプリAエンジンも多く見かけます。
VWの後付フィルターとほぼ同一と考えられますが、どちらが先に誕生したのかは不明です。
また、バンドの幅がAタイプとはまったく違い、留めボルトは4本でした。
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