スペシャルショップ

60馬力じゃ少ないってか?

全国ポルシェ356の60馬力ファンの皆様の声援を受けて、ますます盛り上がっております。
一人で考えてると、こういうことは煮詰まるもので、はげみになります。
それで、60馬力のエンジンは95馬力のSCよりどれほど「劣っている」のか、
という諸問題を積み重ねながら全国会議は進んでいきます。(おーげさ)

そもそも25馬力の「70年前」に開発されたビートル・エンジンからスタートした356エンジン。
実は(大声で)、世界に誇れる「傑作エンジン」なのです。
今の新車に「傑作エンジン」はありません。(きっぱり)
電子制御で燃料を出して、バリオカムで給排気を制御して、強烈な電気スパークを飛ばせば、
356の60馬力エンジンがそのまま120馬力くらいは楽勝にだせます。
できます。ホントに出来るのです。

傑作エンジン」である証拠は、356自身が証明していています。
基本コンセプトの変更は一切なく、25馬力から60馬力を出している「メーカー改造仕様」エンジンです。
その後の「メーカー改造」により、95馬力のSCエンジンになります。
耐久性を考えないレース仕様にすれば、356のクランクケースのままで120馬力程度まで出ます。

プリAからAタイプに使われたソレックス32キャブレターになります。
356エンジンの排気量と街乗り・スポーツ仕様などを、ジェットの設定で対応していました。
キャブのボディが弱いので、調子が悪いキャブに当たると大変でした。
中古品の多くは難しいものばかりですが、調子がいいキャブなら調整も楽、乗るのも楽です。

このように進化していくエンジンは技術者の夢、さらにオーナーの楽しみです。
排気量ばかりでかくした新作を作って、馬力が出るのは当たり前。
進化の夢が無い現代の車に傑作がないわけです。

60馬力は空冷による熱変化を考えたポルシェ社が出した、馬力をわざと控えた「安全圏」のエンジンなのです。
その耐久性は当時としてものすごく、現在の自動車なみに持ちます。
ウチの隣のタクシー屋さんでは「50万キロ」を3年少しで乗ります。
丁寧に乗られた356の60馬力では10万キロ以上は当たり前、50万キロの記録も多く残っています。
くれぐれも50年前の車であることをお忘れなく。

佐藤自動車工業所

東京都江戸川区中央3-16-5
TEL:03-3651-1841 FAX:03-3652-5057
営業時間:9:00〜18:30 定休日:第2土曜日・祝祭日(休日に営業する場合もあり)
http://sato.car.coocan.jp E-mail:[email protected]