フォルクスワーゲンXL1

公開 : 2012.03.24 11:06  更新 : 2017.06.01 00:55

フォルクスワーゲンのプラグイン・ディーゼル・ハイブリッド、XL1がスウェーデンで寒中テストされているのをスクープした。このXL1は限定ではあるものの現実的に生産される方向に向かって進んでいるようだ。

この新しいモデルの公式発表はまだないが、そのハイテクノロジーとメカニカルパッケージに見合うだけの価格で、およそ1,000台以下の数量が生産される予定だと、ウォルフスブルグの関係筋は明かしている。

2011年のカタール・モーターショーでコンセプトカーの形で登場したディアドロップ型のシェイプを持つXL1は、長いハイウェイでの小旅行に最適な、驚くべき燃費を持つモデルとして開発がされてきた。795kgのこの2シーター・クーペは110km/lの燃費と24g/kmというCo2排出量をマークする。また、純粋に電気モードだけでも35kmを走ることが可能だ。

やがて公開されるプロダクション・モデルも、ルックスにおいてはこのプロトタイプとほぼ変わりないだろう。唯一の変更点は、コンベンショナルなドア・ミラーの採用ぐらいなものになるはずだ。コンセプトカーに見られた後輪をカバーするスパッツは、空気の流れを滑らかにするもので、これはプロダクション・モデルでも外すことはできない装備だ。

現在はボルボのデザイン担当となったトーマス・インゲラスは、初期のL1のようにタンデム・シートではなく、並列した2座シートのXL1のドラッグを極限まで下げるデザインを与えた。0.186という数字はロードカーでも極めて低い数値だ。それは、フロントが115/80サイズの15インチ、リアが145/55サイズの16インチ・ホイールの影響もある。

搭載されるのは47bhpの800cc2気筒ディーゼルと、26bhpの電気モーターで、7速DSGギアボックスによって後輪を駆動する。

0-100km/h加速は11.9秒、最高速は160km/hだ。

おすすめ記事

 

自動車ニュースの人気画像